学校歯科検診について
2019年7月5日
皆さんは学校と歯科医院での検査結果には、多少の誤差が生じることがあるのをご存知でしょうか。
学校の歯科健康診断は、視診のみで行う簡易的な検査なので、学校歯科医がより精度の高い検査を目指すのはもちろんですが、おのずと限界があるのも確かです。
虫歯(C)があるからと歯科医院で検査したら、さいわい初期虫歯(CO)だったり、逆に要相談の指摘でエックス線検査をしたら、虫歯が隠れていたというケースも少なからずあります。
学校では確定診断はできませんが、怪しい場所やリスクの高さの指摘ができます。もしもこの健康診断がなければ、児童や生徒のお口のトラブルは、その多くが見過ごされてしまうでしょう。
そなため、定期的な検査はとても大事なのです。
学校歯科検診と歯科医院の検査の違い
2019年6月28日
学校の歯科検診で歯医者さんに診ていただいてるのに、虫歯の検査が必要だそうなんですが、
なぜ歯科医院でも検査を受けないといけないのでしょうか?
その答えは、学校歯科検診は病気の確定診断ではなくお口の健康度のスクリーニングだからです。
経過観察でよいか、詰める必要があるかといった確定診断には歯科医院の精密な検査が必要なのです。
自立的に歯を大切にするための学習の機会でもあります。
結果の紙はぜひお子様と一緒に確認しましょう。
腸と唾液
2019年6月24日
腸の免疫力がアップすると唾液の質もアップします。
唾液の質が高まることで風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症予防につながります。
唾液の量を増やすコツ♩
2019年6月7日
【唾液があまりでないな・減ってきたな】と感じる事はありませんか?
唾液が十分に働くには、唾液の量が重要です。
《毎日の生活でできる、唾液の分泌を促す工夫》
・水分をとる
→血液のおおもとは水分です。唾液を増やすには水分が必要です!!!
・よく噛んで食べる
→咀嚼をするほど唾液腺が刺激され、唾液がでます。食材を大きく切ったり、噛みごたえのある食品を選び、咀嚼回数を増やす食べ方の工夫も 効果的です。
唾液の体への働きについて
2019年5月31日
唾液はお口の中だけだけでなく体全体への働きも持っています。
今回は唾液が体の中でどんなことをしているかお話します。
1.感染症予防
唾液の含まれる抗菌物質IgAは細菌やウイルスが体に入ることを予防します。唾液中にIgAが多いと風邪やインフルエンザにもかかりにくくなると言われています。
2.食道の粘膜保護
お口の粘膜を保護するように、唾液中のムチンは食道の粘膜も守ってくれます。唾液が減ると、粘膜が傷つきやすくなり食道炎になってしまうこともあります。
3.胃の粘膜保護
成長因子のEGFは粘膜保護、胃酸の抑制に関与するといわれています。
4.消化の手助け
唾液中のアミラーゼが食べ物の消化を手伝ってくれます。
当院では、唾液が出やすくなるための唾液線マッサージもおこなっております。最近お口が乾燥するとお悩みの方、
ご気軽にご相談ください。
知ってました?唾液の正体
2019年5月24日
ほとんどの人にあるのが当たり前の唾液。
実は、お口の健康にも、全身の健康に欠かせないものなのです。
唾液は血液から作られ、その99%は水なのですが、
残りの1%に様々な成分が含まれています。
唾液は、
1.お口を清潔に保つ(食べかすや細菌を洗い流す)
2.お口の粘膜を守る(唾液のネバネバ成分であるムチンが、潤滑油として粘膜を保護する)
3.お口の中を中性に戻す(飲食後、酸性のpHに傾いたお口を中性のpHに戻す)
4.歯の補修(唾液中に溶け出したリン酸やカルシウムが、歯の再石灰化を促す)
5.細菌感染から守る(唾液の自浄作用とlgA、リゾチーム、ラクトフェリンなどの抗菌作用が虫歯や歯周病菌などの最近の活動を抑制する)
6.食べ物を湿らせて食塊にまとめることで、飲み込みやすくする
7.アミラーゼという消化酵素がでんぷんを分解し、消化を助ける。
8.食べ物の成分が唾液に溶けることで、味が感じやすくなる
と、たくさんの働きがあり、お口の中だけでなく、全身のためにも大活躍してくれているのです。
メンテナンスで白さ長持ち
2019年5月10日
歯の色の後戻りの速さは食事や歯みがきなどによって個人差があります。日ごろから歯みがきを頑張って頂き、定期的にメンテナンスを受けて頂くと白さが長持ちします。歯の健康維持のためにもぜひ受けてくださいね。
ホワイトニングについて
2019年4月19日
ホワイトニングは、歯科医院でするオフィスホワイトニングとご自宅でするホームホワイトニングの2種類があります。
オフィスホワイトニングは、歯科医師の管理のもと行うので安心して受けられることや、数回で効果を実感しやすいことがメリットです。デメリットは、一回にかかる時間が長いことや、ホームホワイトニングに比べると歯がしみることがあります。
ホームホワイトニングは、ご自宅で自分の好きな時間にでき、歯科医院に通う回数が少ないことや、オフィスホワイトニングに比べるとしみる症状がでにくいことがメリットです。ただ、ホワイトニングの効果が出るまでに時間がかかったり、継続し続けないと色が戻りやすいことがデメリットとしてあげられます。
患者様のライフスタイルに合わせてお選びいただけます。ご興味がある方はお気軽にスタッフにお申し付けください。
なぜ歯医者さんでホワイトニング?
2019年4月15日
最近では日本でも,海外の薬剤が手軽に入手できるようになってきました.トレーを使う本格的なものからシール状のものまで色々あるようです.
その中で今,問題になっているのは
自己流のホワイトニングの弊害です.
無地ばしに気づかず,薬剤を使って歯の神経を痛みが出てたり,薬剤の使いすぎで歯茎を傷めてします事例も少なくないようです.
実は,ホワイトニングは,歯周病で歯茎が腫れた状態で行うと
薬剤は歯茎方,染みでる血液にばかり反応してしまい.肝心の歯に十分に働かず,効果が出にくい状況になります.
そこで長時間無理して使うことで歯肉のただれ,薬剤による知覚過敏が悪化するなどトラブルが起きがちなんです.
そのようなことから日本ではホワイトニングは歯科医師の処方で行われています.自己流で行わず,先ずは,歯科医院にご相談されることをおすすめいたします.
酸っぱい物にも要注意!
2019年3月29日
皆さん、日頃虫歯にならないように気を付けていることはございますか?
歯磨きを欠かさない、砂糖や糖分に気を付けるなど、様々に心掛けていらっしゃるとは思いますが、
実は、酸っぱい物、酸性飲食物も歯を溶かしてしまうのです。
これを「酸蝕症」と言います。
かつてに比べて気軽に酸っぱい物を口にできる機会が増えたのに加え、
健康志向の高まりで毎日黒酢を飲む、レモンをかじるなどの生活習慣の高まりにより、
歯の症状として、近年増加しています。
柑橘系の果物や、黒酢にポン酢、酢の物はもちろん、スポーツ飲料や干し梅など、
酸っぱい物をよく召し上がる方、毎日酸っぱい物を習慣にされている方は、
思わぬところで歯を傷めないように、過剰摂取にご注意下さい。