インプラント治療について知りましょう!パート③

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インプラント治療について知りましょう!パート③

2024年3月5日

Learn about implants 大阪市城東区 しぎの歯科

前回はインプラント治療の流れについてお話させて頂きました。
まだ、読まれてない方は是非、そちらも参考に読んでみてくださいね。

長期間のインプラント治療がやっと終わり、日常生活も問題なく噛めるようになり美味しく食事も出来て快適に過ごされているかと思います。
しかし、ここで油断をしてはいけません。
気をつけなければ思わぬトラブルが起こってしまうかもしれません・・・
インプラント治療終了後に起こり得るトラブルについて、トラブルの原因や対応方法とこから先、長くインプラントをいい状態で使用する為にできる予防方法等をご紹介させて頂きますね。

インプラント治療終了後に起こるトラブルは主に『細菌』と『噛む力』が原因です。
それぞれについて、詳しくご紹介させて頂きますね。

インプラント周囲炎 大阪市城東区 しぎの歯科

インプラントも歯周病になる?

長持ちの大敵の一つ目は、『細菌』です。
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなってしまいます。
では、インプラントの歯周病はどのようなものでしょうか?

天然歯の歯周病と比較しながら説明させて頂きますね。
天然歯に起こる歯周病とインプラントに起こる歯周病の原因は、どちらもプラーク(細菌のかたまり)です。
歯周病は、歯の根元まわりに付着したプラークが、まず歯茎を炎症させて腫れや出血を引き起こし、いわゆる「歯肉炎」になります。
歯肉炎が悪化すると、顎の骨が溶けてなくなる(実際は身体の防御反応で骨が吸収されている)「歯周炎」=歯周病となります。

インプラントの歯周病も、進行の仕方は似ています。
インプラントに付着したプラークが、その周りの歯茎を炎症させて腫れや出血を起こします。専門的にはこの様態を「インプラント周囲粘膜炎」といいます。
インプラント周囲粘膜炎が悪化すると、顎の骨にも炎症が及ぶインプラントの歯周病=「インプラント周囲炎」となります。

周囲炎が進むと、骨が失われてインプラントはグラグラしていき最後には抜けてしまいます。
顎の骨が失われる点は共通していますが、天然歯に起こる歯周病では、実は炎症は骨に及んでいません。
炎症と骨の間には常に歯茎があり、細菌が骨の内部に入り込まないように防波堤となっているからです。
しかし、インプラント周囲炎では骨の内部に細菌が入り込み炎症が起きています。
いわば骨炎や骨髄炎と同じです。

ここまで読んでいただくと怖く感じられかと思いますが、インプラント周囲炎にならない為にできる予防法があります。
それは『セルフケア』と『メンテンナンス(定期健診+クリーニング)』です。
そうです、天然歯と同じく毎日のセルフケアと歯科医院でのプロのメンテナンスを受けて頂き、歯周病の最大の敵『プラーク』を取り除く事がインプラント周囲炎の予防策となります。

メンテナンスでは、インプラントとその周りの歯茎や顎の骨の状態を複数の検査で調べます。
なかでも重要視されるのが、インプラントと歯茎の間に器具を差し込んだ時に出血するかどうかの検査です。
出血したら、インプラントの根元に付着した細菌が、歯茎で炎症を起こしています。
炎症は歯茎だけなのか、顎の骨にまで及んでいるのかをレントゲンで更に精査します。
周囲炎やその前の段階のインプラント周囲粘膜炎になっていることがわかれば、日々のセルフケアを見直していただく必要があります。
セルフケアを怠っている状態で治療をしても、細菌は減らず炎症も引きません。
改善されたら、セルフケアの歯ブラシでは届かない、歯茎の中のプラークや歯石を専用の器具で除去します。

周囲炎の場合は、これにくわえて、細菌に汚染された歯茎の組織や顎の骨も除去が必要になります。
細菌の温床がなくなれば、顎の骨がインプラントに結合する見込みが高まります。
周囲粘膜炎の段階で発見できれば元に戻せますし、顎の骨のダメージが少ない状態ほどインプラントを失わずにすむ可能性が高まります。
歯周病と同じく、痛みや違和感を感じてからでは進行している事が多いです。
ですので、日々のセルフケアと定期メンテナンスの受診を欠かさないようお願いしています。

インプラントのセルフケアをレベルアップしましょう!

*歯ブラシをしっかり当てましょう

インプラントと歯茎の間に45度に歯ブラシを当てて、優しく小刻みに1本1本丁寧に磨いてください。

*歯間ブラシを使用しましょう

鏡を見ながら、歯と歯の間に歯間ブラシを下から上に傾けて差し込んで下さい。
(※上顎の場合は上から下に傾けて差し込んでください。)
歯間ブラシを完全に貫通させていただき、毛先が手前のインプラントの歯茎周りに触れた状態で、優しく小刻みに(3~4mm幅)に10回動かします。
次に、同じように毛先が奥のインプラントの歯茎に触れる状態で優しく小刻みに(3~4mm幅)に10回動かします。
この時にワイヤーを直接、歯や歯茎に当てないように注意してください。

*歯間ブラシが入らない時はデンタルフロスを使用しましょう

上部構造に沿わせて、そっと動かして汚れをとっていきます。

詳しくは、当院の歯科衛生士からお手入れ方法はご説明させて頂きますね。

噛む力がインプラントの持ちに影響がある?

長持ちの大敵の二つ目は、『過剰な噛む力』です。
インプラントを長持ちさせるには、過剰な噛む力への配慮が必要になります。
「噛む力」と言っても、一時的にガリッと強く噛んでしまう力よりも、歯ぎしりやくいしばりといった無意識に生じる継続的な強い力が問題となります。

天然歯とインプラントの違いでご紹介した、インプラントと顎の骨の間には噛む力を吸収・分散させる歯根膜がありません。
その為、過剰な力が生じた場合、インプラントや骨にダイレクトに負担がかかります。

その結果

  • ・人工歯部分(上部構造)が欠ける、割れてしまう
  • ・連結パーツ(アバットメントやネジ)がゆるむ、ゆがんでしまう
  • ・人工歯根(インプラント体)に亀裂や破折、インプラント体と骨が剥離して、抜けてしまう事が稀にあります。

くわえてインプラント周囲炎も、歯ぎしりなどにより悪化する恐れがあります。
これは、ご自身の天然歯の歯周病にも起こり得る事です。

歯ぎしりやくいしばりは無意識の癖ですので、自覚していない事がほとんどです。
「歯ぎしりや食いしばり」についてもご紹介しているコラムもありますので、そちらも是非、参考にしてみてくださいね。
歯科医院では、かみ合わせやインプラントの状態を調べる事で、絶えずそうした兆候がないかを定期健診で診ています。
兆候が見つかった場合は、かみ合わせの調整やナイトガード(就寝時につけるマウスピース)などで力の緩和を図ります。(下記画像がナイトガードです)

ナイトガード 大阪市城東区 しぎの歯科

では、上部構造の欠けや連結パーツのゆるみなど、トラブルが起こったらどうなるのでしょうか?

・人工歯部分(上部構造)が欠ける、割れてしまう
→上部構造を外して、修理もしくは作り変えを行います。

・連結パーツ(アバットメントやネジ)がゆるむ、ゆがんでしまう
→上部構造と連結パーツを外して、修理もしくはネジ交換など行います。

・人工歯根(インプラント体)に亀裂や破折、インプラント体と骨が剥離して、抜けてしまう
→インプラント体の撤去を行います。
骨の状態により、再埋入OPEを行う場合もあります。

基本的には上記のような流れで再度、インプラントで噛める状態へと治療を行いますが、者
様の口腔内の状況により異なる場合もあります。

大阪市城東区 しぎの歯科

まとめ

いかがでしたでしょうか?
インプラントをトラブルなく、長持ちさせる為に大切な事をお話させていただきました。

インプラントが完成し、「噛めるようになったから、インプラント治療は終わり!」ではあ
りません。
長く良い状態でインプラントを使用してもらえるように患者様ご自身での日々のセルフケ
アと歯科医院で定期的なメンテナンスがとても重要です。

「痛みがないから」「違和感もないから」とだんだんと歯科医院へ足が向かなくなる方も、
残念ながら少なくないのです。

患者様が異常を感じてから歯科医院へ来ていただいても、対応が難しい事が多くなり、症状
によりインプラント体を抜かないといけなくなるケースもあります。

そして、インプラントだけではなく、日々のセルフケアとメンテナンスはご自身の天然歯に
とっても重要な事です。

インプラント治療について知りましょう!パート②

2024年2月27日

Learn about implants 大阪市城東区 しぎの歯科

前回は「インプラント治療でよくある質問」をテーマにお話しさせて頂きました。
まだ読まれてない方は是非、そちらも読んでみて下さいね。
今回は、「インプラント治療の流れ」についてお話させて頂きますので是非、参考にしてみてくださいね。

インプラント治療の流れについて

①相談と検査

まず初めに、相談と必要に応じて各種の検査を行います。

  • ・患者様の主訴と希望のご確認
  • ・お身体の健康状態、既往歴やお薬等服用についての問診
  • ・レントゲンやCT等必要項目の検査

上記を行い、インプラント治療適応か精密に診断をさせていただきます。

*インプラント無料相談希望の方は、簡易の検査のみとさせて頂きます。
無料相談後にインプラント希望の場合や更に詳しく検査希望の場合は、上記の内容の検査を実施させて頂きます。

レントゲン撮影 CT撮影 大阪市城東区 しぎの歯科

②診断と説明

予備治療、手術の方法や回数、治療期間等についてご説明させて頂きます。
治療計画に応じて、各種お見積りをご提示致します。
患者様とご相談の上、最終的な治療方法を決定します。

*納得できるまでじっくり検討してください。

治療説明 大阪市城東区 しぎの歯科

③治療方法が決定後にインプラント治療の同意書作成

治療方法が決定しましたら契約をさせて頂きます。
契約に伴い、施術者より同意書のご説明をさせて頂きます。
また、インプラントOPEの日程調整も行います。

④インプラント治療前の予備治療

インプラントがすぐにできない場合もあります。
事前に虫歯治療や歯のクリーニングを行い、口腔内の環境を良くしてからインプラントの埋入手術を行います。
他には、矯正治療や再生療法など口腔内の状況によりインプラントを入れる為に必要な予備治療もあります。

予備治療について、詳しくご紹介させていただきますね。
インプラントを埋入する前には、下準備として【お口の環境整備】が必須です。
炎症は徹底して取り除き、足りない骨は再生療法で増やす事が必要になります。
もちろん全ての方に必要なわけではありません。
炎症もなく骨量も十分で、条件的に問題なければ、予備治療が必要ない場合もあります。

予備治療

代表的な予備治療として3つご紹介致します。

*1つ目 歯周病を治す予備治療

そもそも歯を失った原因によっては、インプラント治療を不利にする状況がお口の中に生じていることが少なくなく、予備治療が必要になるケースは珍しくありません。
例えば、歯周病で歯を失った場合、その周りの歯にも大なり小なり歯周病の炎症が起きています。

そこで、まずは歯周病をしっかりと治療して炎症を止めなければなりません。
周りに細菌感染があると、インプラントを埋入してもその細菌がインプラントの周りの骨に感染しかねないです。感染してしまうと顎の骨とインプラント体は結合が上手くいかなくなってしまいます。

それゆれ、「歯周初期治療」にて歯にこびりついて炎症を起こしているプラークと歯石を取り除き、歯周病の炎症をとめる必要があります。
歯周初期治療だけでは取りきれないほど歯周ポケットが深くなり、奥まで汚れが入り込み炎症を進んでしまった場合は、「歯周外科治療」が必要になる場合もあります。
歯茎を切開し、奥深く隠れたプラークと歯石を徹底的に取り除いて炎症を止めます。

*2つ目 足りない骨をつくる予備治療

歯を失うほど歯周病が進行した方の顎の骨は、炎症によって減ってしまっています。ンプラントを安定させる為の骨が足りない場合は再生療法を行い、顎の骨を増やす必要があります。
再生療法とは骨造成(GBR)と呼ばれる人工骨や自家骨を足りない部分に足して、安着し安定するのを待ちます。
方法は症例により異なりますが、抜歯後の1ケ月後に処置をする場合やインプラント埋入と同時に行うなど様々です。

*3つ目 矯正治療が必要になる時もあります

インプラントは、一旦顎の骨と結合するとがっちり固定されて動きません。
インプラントを入れた後ではインプラントの部分の矯正治療が出来なくなってしまいます。
矯正治療希望の方は、インプラント治療前に必ずご相談下さい。

また、矯正を希望していないケースでも歯を失った後、長期に渡り放置してしまい、隣り合う歯や対合歯が伸びたり、倒れ込んでしまうケースもあります。
インプラントを入れるスペースが確保できない場合は、矯正治療にて倒れ込んだ歯を起こしたりする必要があります。
もしくは、矯正が出来ない場合は歯を削ったり、神経の治療をして被せ物にしたりする予備治療が必要になります。

⑤インプラントの埋入OPE

インプラント治療には、一次手術+二次手術と2回の手術を行う「2回法」と、1回の手術ですませる「1回法」があります。
2回法は、インプラント埋入後に一旦歯茎を閉じてインプラント体と顎の骨の結合を待ち、その後2度目の手術(2次OPE)をしてインプラントの頭を出し、アバットメントを取り付ける方法です。

それに対して、1回法はインプラント埋入と同時にアバットメントを取り付ける方法です。
手術が1度ですみ、2回法に比べて治療期間を短縮する事ができます。

1回法か2回法が適用されるケースかは事前の検査により治療計画のご説明を行います。
一般的には、適用症例が多いのは2回法です。
より慎重に治療を進めたい場合に用いられます。
前歯の審美治療、再生療法が必要な方、持病のある方、タバコを吸う方などは、通常2回法が適応されます。
1回法は、比較的治療条件のよいケースで選択されます。

どちらも手術時間は術前の消毒・血圧測定から術後の説明まで含めて約2時間程となります。
症例や本数により時間は前後します。
手術時間も予め、ご説明させていただきます。

インプラント手術の流れ 大阪市城東区 しぎの歯科

*下記からは2回法での治療の流れを記載させていただきます。

ⅰ 消毒と抜糸

術後は傷口の確認及び消毒が必要になります。
基本的には手術後の翌日に消毒にご来院頂きます。
感染の有無や腫れなどご確認させて頂きます。
問題なければ1~2週間開けて抜糸を行います。
万が一、感染や痛みの症状が強い場合は間隔を短くして消毒にご来院頂く場合もございます。

ⅱ 経過観察

処置後、1ケ月毎にレントゲンにて骨とインプラント体の結合を確認します。2回法にてOPEをしている場合はレントゲンにて2次OPEの時期を確定します。
*この期間は個人差がございます。

ⅲ 2次OPE

インプラントの頭を出し、アバットメントを取り付けます。
粘膜の治癒を待ちます。
*場合により、上部構造完成の前に仮歯を作製する場合もあります。

仮歯がある場合は、かみ合わせの修正や試適など行います。

ⅳ 上部構造の型取り・完成

型取りを行い、上部構造を作製し、装着します。

ⅴ 装着後、2週間~1ケ月後に経過観察

装着後、しっかり噛めているか、歯肉に炎症が起きていないかなど視診、レントゲン検査を行います。
問題がなければ定期メンテナンスとなります。

治療の様子 大阪市城東区 しぎの歯科

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はインプラントの治療の流れをお話させていただきました。

治療の流れはイメージできましたか?
患者様それぞれの口腔内の状態は異なりますので、治療内容や期間は異なる場合もあります。
インプラント治療開始前に、しっかりとした検査と診断を行い、事前に患者様の口腔内で対応できる治療方法・治療期間をご提案させていただきます。

次回は、「インプラント治療終了後の定期メンテナンス」のお話をさせて頂きます。
トラブルなく長く良い状態でインプラントを長持ちさせるにはどうしたらいいのか等を詳しくご紹介させて頂きますので次回もお楽しみにして下さいね。

インプラント治療について知りましょう!パート①

2024年2月20日

Learn about implants 大阪市城東区 しぎの歯科

前回に引き続き「インプラント」治療についてお話させて頂きますので是非、参考にしてみてくださいね。
今回は、インプラント治療を受ける前に是非、知っていただきたい事・患者様からよくある質問をまとめています。

インプラント治療に不適応なケースはありますか?

  • ・成長過程にある方
  • ・免疫不全症の方
  • ・抗がん剤で治療中に方
  • ・放射線治療法を受けている方
  • ・ホルモン療法を受けている方
  • ・チタンアレルギーがある方
  • ・骨粗しょう症治療薬を多量、長期にお使いの方
  • ・全身疾患の持病を良好な状態にコントロールできていない方

上記に該当する方は、インプラント治療に不適応な場合があります。
全身疾患のある患者様の場合は、歯科医師が主治医と連絡をとり、治療が可能かどうかを確
認して治療を進めさせて頂きます。

インプラントの寿命はどれくらいですか?

これまでに当院にて行ったインプラント治療においては、全体の90%~95%の患者様が、10年以上問題なくインプラントでお過ごしいただいています。

ただし、インプラントを長期にわたり維持する為には、術後のメンテナンスが必要不可欠となります。
上記の患者様は定期健診及び歯のクリーニングに通って頂き、インプラントのトラブルを未然に防いでいます。

なぜ、インプラント治療は長期間治療がかかるのでしょうか?

治療期間や日数はどのくらい?
インプラント治療は、インプラント体を埋入してから顎の骨に結合するまでに(多くの因子・条件に左右されますが)おおむね1~4か月かかります。
インプラントの改良により、この期間は徐々に短縮してきていますが、それでもこれだけの期間がかかるには訳があります。
インプラント治療は、チタン製のインプラント体と顎の骨がガッチリと結合してはじめて機能しますが、この結合は接着剤でつけたり部品をはめ込むのではなく、骨の生体反応によるものなのです。

つまり、インプラント治療を成功させるには、骨の自然治癒力を見守りじっくり待つことが不可欠です。
また、顎の骨にインプラント体が結合した後は、アバットメントや上部構造の作製が必要となります。
インプラント治療に期間がかかるのはそのためです。

治療期間や日数は治療内容や難易度によっても異なりますが、既に歯がない状態であれば3~5か月程となり、歯がまだ残っている状態でこれから抜歯するというのであれば、その倍くらいの期間がかかる可能性があります。

事前にCTにて検査を行い、実際の治療期間のご説明をさせて頂きます。

タバコを吸ってるけどインプラント治療はできますか?

喫煙はインプラント治療の大敵です。
喫煙は歯茎の治りを遅らせ感染のリスクを高めるばかりか、骨の結合を遅らせ治療の邪魔をします。
インプラント治療を決めたら是非、禁煙をして下さい。

しかし、「どうしても禁煙は難しい・・・」という方は最低でも術前2か月、術後2か月の4か月禁煙を頑張ってみてください。
インプラントを長く良い状態で維持する為にも大切な事となります。

インプラント手術中の痛みはありますか?

インプラントを埋め込む手術自体は、麻酔を行うので痛みを感じる事はほとんどありません。

しかし、歯科治療に対して恐怖がある方や、インプラント治療は受けたいけど怖い方は静脈内鎮静法という麻酔を行う場合もあります。
この方法を利用した患者様はほとんどの方が「気づいたら終わってた」とおっしゃいます。
基本的には局所麻酔にて手術を行いますが、患者様と事前カウンセリングを行い、柔軟にご要望にご対応できるようにしていますのでご安心下さいね。

dental treatment 大阪市城東区 しぎの歯科

手術後の痛みや腫れはありますか?

傷みの感じ方は個人差があるので一概には言えませんが、大半の方は術後1~2日ほど軽く痛む程度でしょう。
免疫応答が盛んな若い人は腫れやすいですが腫れが引くのも早く、年齢が高いほど腫れは少ない一方、腫れが引くのが遅くなります。

しかし、痛みが治まっていれば心配はいりません。
傷みが増すようでしたら、次回の予約までに受診をお願いしています。

手術後の食事はどうなるのですか?

手術当日から通常の食事をしていただく事ができますが、処置したところは傷口になってるため、食事は反対の歯で食べてください。
特に抜糸するまでの1~2週間は手術したところは絶対安静期間なので、出来る限り噛まないように注意してください。

なお、再生療法を受けた方は、歯茎で食べられる柔らかな食事をして下さい。
治療の成功にかかわる重要なお願いなので、しばらく不自由をお掛けしますがご協力お願いします。

インプラントが結合しなかったらどうしますか?

しっかり検査と診断、予備治療をしているのであれば、もし結合しなかった場合でも、早期に抜いて再治療をすることができます。
顎の骨の穴は数か月でもと通りに塞がりますので、それを待って再埋入を行います。
順調に結合が進むよう、「手術したとこで噛まない」、「タバコを禁煙する」などの注意事項をお守り下さい。

インプラントが壊れたらどうしますか?

インプラントの構造で一番壊れやすいのは、上部構造(被せ物)です。
インプラントで強く噛めるようになるうえ、天然歯の時にあった噛む力を感じる歯根膜がないため、噛む力の加減が働かず、上部構造が欠けたり割れたりしやすいのです。
上記のような場合は、インプラント体が壊れたわけではないので、上部構造だけの修理・交換で対応できますのでご安心下さい。

インプラントの費用や支払い方法について知りたいです。

インプラント治療の費用については、その術式や本数などより費用が異なります。
カウンセリングと検査を行い、正式な費用をご案内させていただいております。
また、支払い方法に関してはクレジットカードでの分割払い、当院提携のデンタルローンなども取り扱いをしておりますので、お支払い方法もご相談させて頂きます。

インプラントをしたいのですが相談は費用がかかりますか?

当院を初めて受診される患者様に無料のインプラント相談を実施しています。
事前にカウンセリングを行い、簡易の検査を行います。
(注意:インプラント以外の虫歯・歯周病などの検査は含まれません。)
簡易の検査により、インプラント治療の有無や術式や費用、期間などお答えさせて頂きます。更に詳しく全顎的に検査を行う際は、改めてご予約を取っていただき虫歯や歯周病検査をさせて頂きます。

また、既存の患者様にも同様にインプラント無料相談実施しております。
他院でインプラントを断られたなどインプラント治療でお悩みの方も、一度ご相談にご来院ください。
施術者、検査法、治療法等を違う視点から検討すると可能なケースも数多くあります。
もちろんインプラントが難しい症例もありますので、セカンドオピニオンやサードオピニオンを考えてみてはいかがでしょうか?

implant 大阪市城東区 しぎの歯科

まとめ

ここまでが患者様からよくある質問をまとめてみました。
皆さんが気になっていた・知りたかった質問はありましたか?
次回は、質問にあった内容なども踏まえて更に詳しくインプラント治療の流れについてご紹介させていただきます。
「どんなふうに治療が進むのか?」「どれくらい治療に時間がかかる?」などわかりやすくお話できればと思いますので、是非、次回もお楽しみにして下さいね。

抜歯後、欠損部の治療の選択肢について知りましょう!~インプラント編~

2024年2月5日

前回は「ブリッジ」をテーマにお話しさせて頂きました。
まだ読まれてない方は是非、そちらも読んでみて下さいね。
今回は、「インプラント」治療についてお話させて頂きますので是非、参考にしてみてくださいね。

そもそもインプラントとはどんな物でしょうか?

インプラントとは、厳密には人の身体に埋め込む人工物の事をいいます。
その中で、歯科治療に用いられるインプラントの事を【デンタルインプラント】と言いますが、歯科治療でのインプラントが一般的になっており、単にインプラントと呼ぶ事が多くなってきています。(以下、インプラントと記載致します。)

インプラント治療とは、歯を失った場所の顎骨に人工歯根(インプラント)を埋入し、これを土台として歯冠部や歯肉部への代替物を取り付けて、損なわれた咀嚼知能、審美、発音などを回復する治療方法の事を言います。

従来は、前回までにご紹介させていただいた「入れ歯」や「ブリッジ」治療が一般的でしたが、近年ではインプラント治療を希望される患者様が増えてきています。

では、インプラント治療はいつからあるのでしょうか?

紀元3世紀頃のローマ時代に上顎に鉄製のインプラントが埋まっている人骨が発見されていています。
また、紀元7世紀頃には下顎に貝で作られたインプラントが埋まっているのが中南米で発見されています。
実は、インプラント治療の歴史はとても古いのですが、確実な治療法になったのは比較的最近です。
1952年に金属のチタンを骨の中に埋めると骨とチタンが直接結合する事が発見され、1965年にスクリュー形状(ネジのような形状)のチタン製のインプラントの臨床応用が開始されました。

骨とチタンが結合するインプラントの登場により、インプラントの臨床成績は著しく向上しました。
世界的に知られるようになったのは、1980年代になってからです。
現在に至るまでにインプラントは様々な改良を加えられ、臨床成績が向上しています。

インプラントに用いられる材料はなんですか?

咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨と直接結合する事ができる【チタン】又は【チタン合金】が現在のインプラントの主な材料です。
更に、インプラントと骨の結合を促進する目的で、インプラント表面に様々な改変したインプラントが用いられています。

「入れ歯」や「ブリッジ」と「インプラント」の違いはなんですか?

まず、大切なのは【入れ歯】【ブリッジ】【インプラント】は異なるカテゴリーの治療方法となります。
【入れ歯】、【ブリッジ】について詳しくは別ブログにてご紹介させて頂いています。

現在歯科治療においてインプラント治療は、その予知性や社会的認知の向上とともに、欠損補綴の重要な選択肢として急速に普及してきています。
患者様がインプラント治療を選択されるケースは以下の3つのパターンが多いです。

ブリッジ回避タイプ

ブリッジのご紹介でもありましたが、ブリッジを作製するにあたり、支台歯となる残存天然歯を削りたくない、また負担をかけたくないという症例では、インプラント治療は両隣の歯は削る必要がなく、インプラント完成後も歯の負担はそれぞれ分散させる事が可能になり、インプラントを希望されます。

入れ歯回避タイプ

入れ歯のご紹介でもありましたが、入れ歯の装着感や咀嚼能力、発音、味覚などに不満がある症例では、インプラント治療により固定式で脱着がなくなり、安定する事で咀嚼能力や発音、味覚などを回復する事が可能になります。
また、審美的にも改善ができるため、インプラントを希望されます。

入れ歯機能改善タイプ

入れ歯の不安定や入れ歯の下の粘膜の疼痛により、咀嚼能力が著しく低下している症例では、ブリッジやオーバーデンチャーの支台装置としてインプラントを利用する事で咀嚼能力の改善が可能になるため、インプラントを希望されます。

上記の点からインプラント治療のメリットは

  • *咀嚼能力・審美・発音の回復
  • *他の歯に負担をかけない
  • *固定式で脱着が不要

デメリットは

  • *保険治療が適応されず、保険外治療になる
  • *外科的処置が必要になる
  • *治療期間が長い
  • *骨の状態、お体の状態によりインプラントが制限される場合がある

等が挙げられます。

インプラント治療は埋入した骨にガッチリと結合し、自立するのがインプラントの特長。
他の歯に負担をかけない点では、代替えのない治療になっています。
ただし、欠点もあります。
もし、インプラント治療に興味があるなら、知識を得てじっくり検討してみて下さい。
どの治療を選ぶにせよ、後悔しない為に、まず知ることからはじめましょう。

インプラント治療をもっと知りましょう

インプラントと天然歯は何が違いますか?

失ったご自身の歯と遜色ないほどの「噛める力」を取り戻せるインプラント。
ただ、その独特な結合の仕方から、天然歯と比べていくつか弱点があります。

線維のバリアが存在しない

天然歯では、歯茎の内部に線維(糸状の長い組織)が伸びていて、歯と密接に絡みついています。この為、歯と歯茎の付着を強化するほかに、体内への細菌の侵入を防ぐバリアの役目も担います。
インプラントには、この線維のバリアが存在しません。
その為、インプラント周りの歯茎は細菌に弱く、「歯周病」になりやすいのです。

歯根膜のクッションが存在しない

天然歯には、歯の根と顎の骨の間に「歯根膜」があります。厚さ0.5mmにも満たないごく薄い組織ですが、伸び縮みする無数の線維が、歯の根と顎の骨を強固に結びつけ、クッションの役目を担います。
クッションがあることで、噛んだ時に様々な方向から生じる力を吸収・分散させ、過剰な力が骨に加わらないようにします。
また、噛んだ時にかたさや感触をセンサーのように感知して、無意識の内に噛む力を調節する機能もあります。
一方、インプラントは人工歯根(インプラント体)のチタンと顎の骨が直接結合しています。
クッションやセンサーの働きをする歯根膜が存在しないため、そのぶん過剰な力によりトラブルが起きやすいのです。

天然歯には、天然の防御機構があり、インプラントには、骨と直接結合している為に、防御機構がありません。

インプラントの構造を知ろう

天然歯とインプラントの違いはご理解できただしょうか?
では、次はインプラントの構造はどうなっているのでしょうか?
インプラントは「インプラント体」「アバットメント」「上部構造」の3つで出来ています。

「インプラント体」は、人工の歯根でチタン製。ネジのように顎骨に埋め込んで、1~4か月で顎骨とチタンが結合するのを待ちます。
「アバットメント」は、インプラント体と上部構造を連結させるパーツ。
「上部構造」は、人工の歯冠。アバットメントの上にネジや接着剤で固定します。
それぞれの役割で1本の歯の代わりとして咀嚼など行えるようになります。
上部構造をセメントで固定するタイプやネジで固定するタイプなど症例により異なります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「インプラント」についてお話をさせていただきました。
インプラントがどんな物かお解かりいただけましたでしょうか?
次回は、インプラント治療を受ける前に是非、知って頂きたいことや患者様からよくある質問にお答えさせていただきますので次回も楽しみにしていてくださいね。

歯がなくなったらどうなるの?

2023年12月21日

歯周病や虫歯、事故などで歯を失ってしまった方で、そのままに放置されている方はいらっしゃいませんか?

前歯だと見た目の問題もあり、すぐに治療に進まれる方は多くいらっしゃいますが、奥歯だと「1本ないだけでご飯を食べるのに困らないし、このままでいいや」「前歯と違って見えないし、このままでいいや」と治療を見送っていませんか?

もしくは、治療の相談はしたけどどの治療にしたらいいのかわからずそのまま見送っていませんか?

そのまま長期間放置されると、歯が無くなった場所に、周りの歯が倒れてきたり、飛び出てきたりして、いざ治療をしたい時に障害になる事もあります。歯が抜けた場所の放置は危険です。

今回は歯が抜けた場所を放置すると、どんな事が起こるかを中心にお話させていただきます。

永久歯の歯の本数って何本かご存じでしょうか?

親知らずの歯を除く上下14本ずつ、合計28本の歯が全て揃っている状態が理想的な状態です。(先天欠損、矯正治療の為の抜歯を除く)
親知らずの歯は本来必要のない歯の為、抜歯をした時や生えていない状態でも問題はありません。
乳歯は抜けても永久歯に生え変わりますが(先天欠損は除く)、永久歯が抜けてしまうと歯は生え変わりません。

そして、前歯には物を噛みきる為の形をしていますし、奥歯は物をすりつぶす形をしています。
それぞれの歯が正しい場所で、28本の歯がそれぞれ力を分散して噛むことが、歯を長持ちさせる上でとても重要なポイントになります。
例えば、どこか噛めない、歯がない所があると、そこの仕事を他の歯が負担する事になるので、その分その歯に過剰な負担がかかり、歯の寿命が短くなってしまいます。

今、ご自身の歯は全部で何本あるでしょうか?

そもそも歯を失う3つの理由とは

歯を失う原因は、大きく分けて3つあります。

  • ・歯周病
  • ・虫歯
  • ・歯の破折

この3つが原因で歯を失う事になります。
上記以外では、先天性欠如により生まれつき歯のない場所をそのまま放置されている方も多いです。

歯周病や虫歯については予防やきちんと治療する事で歯を失う事は防いでいけますが、怖いのは「破折」です。
破折は、事故による外傷によるものもあれば、神経を除去した歯に起きやすいです。神経を除去すると、血流が遮断され、歯がもろくなってしまうためです。
そのため、神経の除去が必要な虫歯にならないように、虫歯予防する事が破折の予防にも繋がります。

歯ぎしりやかみしめをしてしまう方も歯へ負担がかかります。前回の顎関節症でもお話させていただいた、マウスピースを夜間装着して歯への負担を軽減する事も予防になりますね。

歯が抜けたまま放置すると、どんな事が起こりますか?

空いたスペースに周りの歯が動いてきてしまいます!

  • ・隣の歯が倒れる
  • ・向かいの歯が飛び出る
  • ・歯並び全体が乱れる

何故、歯は動いてしまうのでしょうか?不思議ですね。
周りの歯が倒れたり、飛び出たり、全体の歯並びが乱れるには理由があります。

歯は、それ単体で今の位置に並んでいるわけではありません。唇、頬、舌からの力、隣り合う・噛み合う歯からの力、噛んだ時の力、姿勢やお口の癖による力等、「外部から加わる力のバランスが取れる位置」に並んでいます。なので、この力の均衡が崩れてしまうと、歯の動き、歯並びも乱れ始めてしまいます。
歯がなくなってしまった場所があると、そのスピードは加速してしまいます。

では、わかりやすい例え話ですが、アーチ構造のブロックの橋を想像してください。
ブロックが互いに釣り合うように並んでバランスを保っています。

しかし、そこからブロックが1つなくなってしまうと、ブロックにかかる力のバランスが崩れてしまい、橋全体の崩落につながってしまいます。
歯も同様に、奥歯を1本失って放置してしまうと、歯が抜けたところは噛みにくいので、無意識に反対側で噛むようになり、歯への力のかかり方も偏ってしまいます。
そうすると、アーチ構造の橋からブロックが1つなくなったように、歯並び全体に影響を与え、かみ合わせを変化させてしまいます。

そうした変化は、歯の破折や顎関節症のリスクを高めたり、歯周病で顎の骨が失われつつある歯に無理な力がかかると、歯周病が悪化してしまうこともあります。 また、歯並びやかみ合わせの変化は、食生活にも影響します。
歯が抜けたところは、噛みにくいため、よく噛まないでも食べられるやわらかい食品を選ぶようになりがちです。
やわらかい食品は糖質が多い、つまり、炭水化物や砂糖の多い高カロリーな食品です。
それらを食べ続けると、虫歯にもなりやすく、メタボや糖尿病などの生活習慣病にもなりかねません。

食生活の乱れは全身の健康にも悪い影響が及びます。

歯が動いてしまった後の治療の妨げになってしまいます!

いざ、歯がなくなった場所を治療したくなった時に、隣の歯が倒れていたり、向かいの歯が飛び出していると「ブリッジや入れ歯、インプラントを入れたい」となった時に、人工歯を入れるスペースがないので、治療の妨げになってしまいます。

歯の位置を元に戻すために矯正治療をしたり、矯正を選択しない場合は歯を余分に削ったりする場合もあります。
つまり、歯を補う治療を先延ばしにしていたために、さらなる治療が必要になってしまいます。

歯が無い場所の骨はやせてしまう?!

歯は歯槽骨と呼ばれる骨で支えられています。
歯が抜けてしまうと、残された歯槽骨も少しずつ無くなってしまいます。
骨が少なっていく事を「骨吸収」と呼びます。

例えば、筋肉で例える、と筋トレやスポーツなどしていて筋肉がついている状態から筋トレもスポーツも辞めてしまうと筋肉は衰えてしまいます。
人間の体は、使われない部分は衰えてしまうという性質を持っています。
抜けたままの歯を放置しておくと、歯槽骨には力がかからず、少しずつ骨は衰え、骨吸収が起こります。

また、歯が倒れてくるとその周りの顎の骨が減り、歯周ポケットができます。
倒れた分、歯磨きがしにくくなり、歯周ポケットのせいで歯周病のリスクも高くなります。

これ以上歯を失わないためにできる事

ここまでお話してきたように、歯を失った場所を長期間放置すると、歯を補う治療の妨げになり、矯正治療などさらなる治療が必要になったり、歯並び全体に影響してきたりと予期せぬ事態が起こる可能性があります。
歯を失ってしまったら、速やかに歯科医院を受診していただき、相談をしていただき歯を補う治療を考えていくのがよいでしょう。
そして、虫歯や歯周病を予防して、これ以上、歯を失わないようにしていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はなくなった歯を放置すると起こる事を中心にお話をさせていただきました。
もしも、今歯がなくなったまま、治療を先延ばしにしている方がいらっしゃいましたらまずはどんな治療ができるのかを是非、ご相談してください。

もしかすると、どんな治療ができるのか「わからない」・「イメージができない」などで先延ばしにされているかもしれませんね。
では、歯を補う方法はどんなものがあるのでしょうか?
次回は、歯を補う方法をご紹介させていただきます。

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