高齢化社会とインプラントのこれからを考える
2014年10月8日
先月の最終土曜日、日曜日と所属している
インプラントのスタディーグループの
臨床器材研究所主催の日本口腔インプラント学会認定講習会の
スタッフとしてお手伝いと聴講にいってきました。
自分もこの講習会を8年前に受講し、インプラントの知識、技術の習得のきっかけになった講習会でもあります。
土曜日は、熊本の九州インプラント研究会の伊東隆利先生
日曜日は、神奈川歯科大学臨床教授 林 正人先生
日本大学 特任教授 伊藤 公一先生
宮崎市でご開業されている 松井 孝道先生
と講義を聴かせていただきました。
この二日間のテーマは
インプラントに関する軟組織、硬組織のマネジメント
インプラント周囲炎の予防、及び治療法という
テーマでした。
インプラントは
何か特殊な技術のように思われがちですが、
歯周外科の一つの手技に属し、
口腔外科学、歯周病学、歯科補綴学
などの隣接する知識、技術の習得がかかせません。
また、現在、高齢化社会において、
将来的な、身体的な障害をきたした場合、寝たきりなど食事がお口からとれなくなった場合、
インプラントがお口の環境を悪化させる因子になりえることも踏まえ、かかりつけ医として、
生涯にわたり、お口の健康を作って行くか、
万が一、悪くなった場合にいれっぱなし、
ほったかしにならない
メンテナンス、介護施設、病院との連携など
多くの問題点がこれから予想されます。
自分自身も審美的に機能的に、清掃の部分、生物学的にも
安定した治療をこころがけつつ、長い目線で治療を行っていく
重要性を再認識し、よりながくおつきあいさせていただける
医院作りに邁進したいと思います。