Q&A⑥ むし歯になりかけの歯があるのですがどうしたらいいですか?
2016年5月10日
まず、むし歯になりかけの歯とは、視診ではあきらかなむし歯の穴は確認できないけれど、白濁や白斑、着色がみられ、放置すると削る治療が必要なむし歯に進行すると考えられる状態の歯のことです。
この状態の歯は、フッ素の入った歯磨き剤で丁寧に歯磨きしたり、食事や間食をだらだら取らないようにしたりと気を付けていると進行を止めることができます。
歯は、一度削って詰めてしまうと、その修復治療の耐久性にはおのずと限界があるため、詰め物のやりかえの末に歯を保存することが難しくなり抜歯に至ってしまうといった負の連鎖を起こしやすくなります。
将来そうならないためにも、むし歯になりかかっている段階で生活習慣を見直し、注意深く守っていく必要があります。
私たちも定期健診や定期的なお口の中のクリーニングで、皆さまのお手伝いをさせていただきますので、良い結果を得られるように一緒に頑張っていきましょうね。
Q&A⑤ 食いしばりの影響とは?
2016年3月24日
歯は、接触させるだけでも歯、筋肉、舌など組織が疲労します。
パソコンや携帯に集中している時、仕事に集中している時、何気ない時など、実は日常の動作で気が付かずに食いしばっていることがあるのです。
食べる、飲み込む、話す、こと以外に必要以上に歯を合わせる時間が長いと、口腔周囲の組織に負担がかかり、顎が痛くなったり噛むと痛くなったりといった症状がでることがあります。
日中の食いしばり対策として、まず自分で気づくこと、認知することが大切です。
時々意識して食いしばっていないか確認してみてください。
もし食いしばりに気づいたら顎の力を抜いて、上下の歯と歯を離してください。
また、精神的ストレスは食いしばりを増長させるといわれています。
普段から唇は閉じていても奥歯は強く食いしばらず、歯と歯を接触させないで顎をリラックスしてください。
Q&A③ 受動喫煙が歯に影響するって本当ですか?
2016年2月4日
あるデータでは、タバコを吸う家庭のお子さんにむし歯が多いという結果がでています。
家族に喫煙者がいる子どもと喫煙者がいない子どもを比べると、家族が喫煙する子どものほうが3歳になるまでにむし歯ができるリスクが2倍ほど高いそうです。
その理由は、喫煙者の口の中でタバコの影響により悪化したむし歯菌が移ってしまうことや、免疫力が受動喫煙により低下してむし歯菌に感染しやすくなることなどが考えられます。
またむし歯だけでなく、歯周病にも大いに影響します。
受動喫煙であっても、喫煙者にみられる歯ぐきの色素沈着や歯周病になるリスクが高まるといったことが起こるのです。
喫煙されている皆さん、一緒に暮らすご家族、傍にいる大切な方のためにも禁煙を考えられてはいかがでしょうか?
Q&A ② タバコが歯周病を進行させるって本当ですか?
2016年1月18日
タバコが健康を害することは皆さんご存じだと思います。
タバコの煙に含まれる有害物質は、免疫機能や修復機能に障害を与え、歯周病の重症化にもつながります。
歯周病は、多くの歯を一度になくす可能性がある怖い病気です。
せっかく歯周病の治療をしても、効果がでにくかったり再発しやすくなります。
また最近では、タバコの有害物質に鍛えられて、歯周病菌や虫歯菌の病原性が強まることも分かってきました。
喫煙されている皆さん、体の健康はもちろん、口腔内の健康のため禁煙されてみてはいかがでしょうか。
Q&A ① つわりで歯磨きが十分にできません.何かいい方法はありますか?
2016年1月13日
つわりのときは歯磨きが非常につらいと察します.でも,それで磨きにくい状況がつづき,歯をみがかなっかたり,いい加減な歯磨きをしていると,虫歯ができやすくなるだけでなく,歯肉が腫れ出血しやすくなります.
つわりのときは以下のように自分自身で歯磨きを工夫し,できるだけお口の中を清潔に保つように努力をしましょう.
・体調のいい時間帯に磨く(朝,寝る前,食後などにこだわらないでも大丈夫です)
・ぶくぶくうがいを十分に行う
・歯ブラシは小さめを選択する
・歯ブラシは小さく小刻みに動かす
・顔を下に向けて磨く
・匂いの強い,歯磨き剤を大量に使わない
・ながら磨きをしてみる.