Q&A 骨粗鬆症の治療薬が歯科治療に影響しますか?
2017年12月7日
骨粗鬆症治療薬のBP剤は骨密度の低下を防ぐ重要なお薬ですが、抜歯などの傷をきっかけに顎の骨が壊死するという副作用をまれに起こします。
ですので、BP剤を服用している方は必ず申告し、どのくらいの期間服用しているかも教えてください。
薬の種類などが分からない場合は、お薬手帳を持参下さい。
BP剤を服用している方で、抜歯などの処置が必要になった場合には、処置を行える全身状態であるのか、また休薬などの必要性があるかなどを、処方を行った医師に確認させていただくことがあります。
そして、口の中に細菌が多く、歯周病などの感染が起きていると、骨にも感染が起きやすくなって、骨壊死のリスクが高くなってしまいます。
BP剤を服用している方は、普段からお口の清潔に気を付け、抜歯などの大きな治療が必要にならないように、定期的に歯科医院のメンテナンスを受けて予防をしましょう。