Q&A妊娠中は歯周病治療は控えるべき?
2017年11月3日
歯周病にかかっている妊婦は早産(妊娠22~36週での出産)や低体重児出産(出生時体重が2,500g未満)のリスクが約7倍高くなるとの報告がでています。
歯周病になると、サイトカインという物質の血中濃度が高まり、この濃度上昇が子宮収縮を起こし、早産の原因の1つになるといわれています。これらを防ぐためにも、妊娠中であっても歯周病治療はできる範囲内であってもすすめるべきと言えるでしょう。
ブラッシング指導や歯石取りを行うことで歯周病は防ぐことができます。妊娠してからはもちろん、妊娠前から定期的に歯医者に通い口腔内ケアを行うことが大切です。
また、つわりがひどい妊娠初期・お腹が大きく仰向けの体勢が苦しくなる妊娠後期は治療を受けるのは難しくなるので、安定期である妊娠中期に通うことをお勧めします。
妊娠中の歯科治療に関してもご気軽にご相談ください。