口腔インプラント学会に行ってきました.
2015年9月29日
シルバーウィークはいかがお過ごしだったでしょうか?
私の方は
土曜日の夜から水曜日まで岡山で行われた
口腔インプラント学会に参加してきました.
通常は3日間の学会なのですが
今回は専門医を取得を目指しており
初めの登竜門である
ケースプレゼンテーション試験を受験してきました.
全国から約200名があつまり,
全国の大学の教授の先生方や臨床の著名な先生方によりインプラント学会指導医3名の先生
が試験官となり約25分の発表,口頭試問の試験を受験してきました.
今年の初めより,所属する臨床器材研究所の川原所長の指導のもと,準備をしてきましたが,
あっというまの準備期間でしたが
無事に合格しました.
今後,専門医取得にむけて,今後も研鑽を続けてまいります.
自分自身,合格したことも嬉しかったのですが
試験でも問われた,日常におけるインプラント治療の関わりや,患者さんにとって有益の
診療のスタイルになっているか
インプラントの派手な部分ではなく,
臨床における標準的な考えを再度,再認識できたことが大きかったように思います.
自分自身
治療させていただく際に必ず言っている言葉は
インプラントは入れてしまって終わりではなく,そこからがスタートで長いおつきあいが
始まります.
その上で一緒に治療した部分が長く持てるようにお互い努力を重ねていきましょう.
という言葉をお伝えしてます.
今回の専門医教育講座でもトピックに上がっていたのは
高齢化と介護の問題です.
インプラントが機能している内はいいですが
高齢化が進み
介護になった際.行ったインプラントや残っている歯が
食事もできず,口腔ケアも難しくなった場合,
トラブルの問題が今後大きな
トピックになってくるというお話でした.自分自身も
その中で将来,トラブルにならないように
どのようにインプラント治療を取り入れ,
介護になった際,どう取り組むか
いろいろ
問題点と共に課題,そして,解決策を
考えるきっかけになりました.
美味しいものをお口で食べるということは,
生きる上で大切なことになります.
その上で自分自身,自分が行う治療に
どのように予知性を高め,全身疾患との兼ね合いも踏まえながら
今後も治療にあたりたいと思います.