歯磨きテクニックをレベルアップ!

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歯磨きテクニックをレベルアップ!

2024年12月3日

歯みがきテクニックをレベルアップ

歯みがきのテクニックをレベルアップしましょう!

毎日のお口のお手入れをせっかくやるならしっかりプラーク(細菌の塊)を効率よく磨いていきたいですよね。

毎日時間をかけてお手入れすることが難しい方もいるでしょう。

「時間をかけずに簡単にできないかな?」と思う方もいませんか?

実は歯には、重点的に磨きたい部分と、そうでない部分があります。

ポイントをおさえた歯みがきで、効率よくプラークを落として、お口の健康を守っていきましょう。

今回はこちらを読んでくださった方の歯みがきテクニックがレベルアップできるようにご紹介させていただきます!

そもそもプラークを落とすのは、なんのためでしょうか?

毎日朝晩の食後の歯みがきが、推奨されているのは何故でしょうか?

何故、プラークを落とすのでしょうか?

虫歯も歯周病も、プラークが関係する病気です。

プラークは、細菌の塊です。プラークの中には、歯周病菌や虫歯菌など様々な細菌がいます。

しかし、プラークがあるからといって必ずしも虫歯や歯周病になるわけではありません。

ですが、多くのプラークが同じ所に溜まっていたり、あるいは病気をお持ちで抵抗力が低かったり唾液が少なかったりすると、虫歯や歯周病を発症する事があります。

プラークの中の歯周病菌は、特に口臭の原因にもなります。

虫歯と歯周病を予防するためにプラークを除去していきましょう。

虫歯と歯周病を予防するためにプラークを除去

毎日の歯みがきで、プラークをしっかり落として、溜めないことが大切です。

また、虫歯予防には、フッ素配合の歯みがき剤が有効です。ご自分の歯があるかたでは、歯

みがき時にフッ素を歯へ届けることも重要になります。

まずは、プラークが溜まりやすい場所を知りましょう!

プラークをしっかり落とす為には、プラークが溜まりやすい場所を把握しておきましょう。

プラークは、くぼみのあるところに溜まりやすいです。

プラークが溜まりやすい場所

上記の項目がプラークの溜まりやすい場所です。意識してみがきましょう。

・プラークは、主に歯と歯茎の境目、歯と歯の間、噛み合わせの面の溝に溜まりやすいです。

・被せ物・詰め物と歯の境目や、歯茎が下がっている部分(歯の根の部分)、隣の歯との段差のある歯(生えかけ・抜けた歯など)、歯並びが悪い場合も、プラークは溜まりやすくなります。

・プラークは、くぼみがある場所に溜まりやすいです。一方、歯のツルツルした面には溜まりにくいです。

・プラークが溜まりやすい場所には、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨きにくいです。

ここまででプラークが溜まりやすい場所は覚えましたね。

次は、プラークをしっかり落とせるテクニックを身につけていきましょう。

歯みがきの7つの大原則

その① プラークは磨いて落とすもの

排水溝のヌメリも細菌の塊です。それを除去するときのことを想像してみてください。

ゴシゴシと磨いて汚れを落としていますよね。ヌメリは、シャワーをかけただけでは落ち

ませんし、専用の薬液を使用してもそれだけでは綺麗になりません。

スポンジやブラシを使ってこすって落としますよね。同じようにお口の中のプラークも歯

ブラシで磨かないと落ちないのです。

その② まずは歯ブラシで磨けるレベルを上げる

歯周病がある方では、歯間ブラシの使用はとても重要です。

歯茎が下がって歯と歯の間が開いている状態ですと、歯ブラシ1本で磨くことはなかなか

難しかったりするからです。

ただし、お口の中全体を綺麗にすることを考えたら、まずは歯ブラシで磨けるレベルを上げ

ていくことが大切です。

その上で落とせないプラークがあれば歯間ブラシやフロスなどを使うようにしましょう。

その③ 歯みがきは、歯を磨くもの

歯磨きの指導時に患者さんにみがいてもらうと、歯ブラシの毛先のほとんどを歯茎に当て

てしまっている方が多いです。

歯と歯茎の境目はプラークの溜まりやすい場所の1つです。プラークがついているのは歯

の面ですから、ブラシを歯に当てることを意識していきましょう。

その④ プラークはブラシが当たったところだけ落ちます

お口の中で闇雲に歯ブラシを動かしても、ブラシがプラークに当たってなければ落ちませ

ん。プラークをしっかり狙い撃ちしていきましょう。

その⑤ 歯ブラシを90度で当てると、プラークは落ちやすい

浴槽や浴室のタイルに付いた汚れを清掃する際は、その面に対してブラシを90度に当て

てブラシを動かすはずです。その当て方がもっとも汚れが落ちるからです。

同じように歯に付いたプラークも、歯の面に対し歯ブラシを90度で当てると落としやすい

です。

その⑥ プラークは、ツルツルした面よりもデコボコした面につきます

前歯は虫歯や歯周病が発症することはほぼありません。前歯は平らな形態をしておりツル

ツルしているからです。

発症しやすいのはプラークが溜まりやすい「くぼみ」があるようなところからです。

くぼみは歯茎に近い部分に多いです。この部分に歯ブラシが当たるよう意識します。

子供では噛み合う面を、詰め物・被せ物があるかたでは歯との境目もしっかりと磨きましょ

う。

その⑦ 歯ブラシを当てる時は歯の丸みを意識しましょう

指で歯を触ってみるとよくわかると思いますが、歯の形態は丸みをおびています。

歯の面に対して歯ブラシを90度で当てるのがもっともプラークが落ちるので、歯の形(丸

み)に応じて、歯ブラシの当て方を変えていきましょう。

歯の丸みの程度は、歯によってさまざまです。

効率よくプラークを落とす歯みがきテクニック

歯磨きの7つの大原則はご理解いただけましたでしょうか?

では、次は具体的なテクニックをご紹介します。

⑴ 歯茎にダメージを与えないよう、歯ブラシは少し倒して磨きます。

歯間部(歯と歯の間)は複雑な形をしており、もっともプラークが溜まりやすい部分です。ここには「歯茎の山」もあります。

強い力で横磨きをすると、歯ブラシの圧力が歯茎を刺激し、歯茎が下がってしまうことがあります。歯茎を守りながら、しっかりとプラークを落とすことが大切です。

歯ブラシの当て方

  • 歯ブラシを歯の面に90度に当てましょう。その際、ブラシが歯茎にのらないようにします。
  • その後に、歯ブラシを歯茎のキワから離さずに、歯茎側へ少し寝かせましょう。

歯ブラシの側面を、歯茎に沿わせるようなイメージです。

  • その状態で歯ブラシを小刻みに軽く動かすと、毛先が歯間部に入っていくのでしっかり歯の間のプラークを除去していきましょう。

⑵ 歯ブラシを歯茎に沿わせた状態で、隣の歯間部へ移動させて磨く

(1)で歯と歯の間(歯間部)を磨いたら、隣の歯間部に移動させましょう。その時は、歯ブラシを歯茎に沿わせたまま移動させてください。

隣の歯間部へ移動したら、歯ブラシを小刻みに動かします。

更に隣の歯間部へ移動し、表面・裏面の全ての歯間部を磨いていきます。

「歯間部を中心に磨いていて歯の平らな面は磨けているのかな?」と思われる方もいるかと思います。

歯間部と歯間部の間の歯の平らな面も自然と磨けていることになりますので安心してく

ださいね。

歯磨きの仕方

いかがでしたでしょうか?

今回は歯みがきのテクニックがレベルアップできるようにポイントなどをご紹介させていただきました。

ほとんどの方は1日2回以上、歯を磨いていると思います。ただ、歯みがきの指導を受けたことがなく、効果的な磨き方を身につけている人は少ないのが現状です。

「毎日磨いているのに歯周病や虫歯を発症してしまった」という方の原因の一つが、ここにあるといえます。せっかくみがくのであれば、効果のあるみがき方をしたいですよね。

歯科医院では、患者様お一人お一人のお口にあったオーダーメイドな歯みがき方法をお伝えさせていただきます。是非、受診してあなたにあった歯みがき方法を身につけましょう。

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