子供の定期健診は何故必要ですか?

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子供の定期健診は何故必要ですか?

2023年9月28日

よく親御さんから質問される子供の定期健診について今回はお話させていただきます。

大切なお子様の歯、一生自分の歯で美味しく食事をして健康に過ごしてもらいたいですよね。

以前に歯科医院での口腔内のケア・自宅での歯ブラシが虫歯や歯周病を防ぐ為に大切とお話させて頂きましたが、今回は大人になる為に日々成長しているお子様のまだ不安定な口腔内で注意したい事などを中心にお話させて頂きますね。

子供の歯は不安定?!

一般的に初めて歯が生えてくるのが生後6~8か月と言われています。

そこから永久歯が生えそろうのが12~13歳頃となります。

その為、10年以上は口腔内の環境が変化している状態です。

口・顎の発達が著しい学童期の口腔内は日々劇的に変化していくので、口内環境が不安定な状態になり、トラブルが生じやすいので注意が必要です。

発見が遅いほど対応が困難になり、更に放置すれば、その後の成長にも悪影響を及ぼす事もあります。

よくあるトラブルでは、虫歯や歯周病/歯の生えかわりや生え方の異常/歯茎や口腔粘膜の異常/顎の発育異常/お口の成長を阻害する口腔習癖/不適切な歯ブラシの仕方や仕上げ磨きなどがあります。

 

虫歯や歯周病/不適切な歯磨きや仕上げ磨きについては、虫歯になるサイクルや口腔内ケアの大切さをまとめた【大切なお子様の歯を守りましょう】のコラムもぜひ参考になさってください。

生えかわり時に潜むトラブルを早期発見!

永久歯が生える時期についてですが、永久歯の萌出時期には個人差があります。

一般的には、年長さんの後半になる頃には、多くのお子さんの下の前歯あたりがグラグラしはじめます。そして、乳歯の下に隠れている永久歯が顔を出そうとしている状態です。

乳歯は上下合わせて20本あり、永久歯に生えかわり、そこに8本新たに加わり合計28本(親知らずを除く)となります。

最後の永久歯が生えそろうのが12~13歳頃となります。

「周りの子は生え変わっているのに、うちの子はまだ歯も抜けてない」と心配される声をよく聞きますが、萌出時期には個人差があり、背がのびたりするのと同じで、成長がゆっくりなだけの事もあるため、それほど心配はいりませんが、永久歯の萌出を邪魔している要因が潜んでいる場合は注意が必要になります。

そこの発見や見極めが大切になる為、歯科医院での定期的な検診が必要となります。

乳歯が抜けてほどなくして永久歯が生えてくるのがスムーズな生え変わりです。

抜けて中々生えてこない場合で、特に萌出時期に左右の歯で差がある場合は要注意です。

 

そもそも、乳歯から永久歯に生えかわるのは、歯茎の中で乳歯に続く永久歯が乳歯の根を刺激し、刺激を受けた乳歯の根が短くなって抜け落ちます。そして、永久歯が歯茎から萌出してきます。

顎の成長が小さかったり、大きな虫歯などがあると、生えかわりが上手くいかなくなることがあります。

注意したいポイント

乳切歯の残存と下顎の切歯の舌側転位

→乳歯が残ったまま、歯の裏側から永久歯が生えてきて、一時的に2枚歯になってしまう状態の事です。

問題点:乳歯が長くとどまる場合は、食べ物がつまりやすく歯磨きがしにくくなります。

永久歯の萌出スペースが小さく、歯並びに影響してしまう場合があります。

萌出遅延

→永久歯がなかなか生えてこない状態の事です。

問題点:永久歯の萌出遅延をそのままにしておくと、隣の歯の永久歯の根にぶつかり、歯の根を溶かしてしまう事や、将来的に埋伏という自然には生えてこない状態になり、歯並びやかみ合わせに影響してしまう場合があります。

異所萌出

→歯が本来生える位置と異なる場所や大きく傾いたまま生えてくる状態の事です。

問題点:よくあるのが『八重歯』ですね。また、八重歯より早い時期に起こるのが6歳臼歯の異所萌出です。程度が大きい場合は遅れて生えてきたり、完全に生えない状態になる事があります。そうなると、対になる歯が伸びてしまうことがあります。また、隣の歯に潜り込むように萌出していると隣の乳歯が早期に抜けてしまい、歯並びやかみ合わせに影響してしまう場合があります。

過剰歯

→正常な歯の数より多く歯がある状態の事です。

問題点:永久歯が本来生えるスペースに過剰歯が生えてくるため、スペースがなくなり歯並び、かみ合わせ、前歯が離れるなど影響がでる場合があります。

先天欠如

→何らかの原因で顎の中に歯が形成されていない状態の事です。

問題点:乳歯が永久歯の代わりとして長く使っていくことになります。その為に、虫歯にさせないように徹底的な歯磨きや定期健診が必要になります。

もしも乳歯が抜けた場合は欠損したままとなり、歯並びやかみ合わせに影響がでる場合があります。

 

ここまで紹介した歯の生えかわり時期のトラブルを早期に発見するには歯科医院での定期健診が大切になります。

可能であれば、かかりつけ医を作り、長期的に成長の過程を見守りながら、トラブルを早期に発見できる環境を作りましょう。

そしてトラブルを発見したら適切な対処を行いましょう。

 

乳歯は生えかわりますが、永久歯は抜けると歯が生えてくる事はありません。

永久歯は何十年と生活を共にする大切なパートナーです。

大人になった時の歯並びやかみ合わせの問題は、生え変わりの時期のトラブルが直結している事が多いと言われています。

永久歯が出てきた時のトラブルを放置したまま永久歯の歯列が完成すると歯並び悪い場合、ある一部に負担がかかったり、口腔ケアが難しくなり、大人になった時の歯周病や虫歯の悪化にもつながります。

できれば、問題が小さいうちに悪い芽は摘み取って、大人になった際に口腔ケアがしやすく、お口全体でしっかり噛めて、快適に過ごせる口腔内になっていただきたいですね。

それを可能にさせるのが、早期発見・歯科医院での定期健診なのです。

定期健診(3~4か月毎)では、歯のクリーニングの際に虫歯や歯周病の予防と合わせて、目で見て(視診)、触って(触診)確認します。

1年毎で、顎の状態や生え変わりに問題がないか、レントゲンでチェックを行います。

必要に応じて、追加でレントゲンにて精査する場合もあります。

いつから子供の定期健診に通うといいのでしょうか?

ここまでで定期健診の重要性はご理解いただけたと思います。では、いつから定期健診に通うのがベストなのでしょうか?

1歳半検診や3歳児検診などを受診をしていただいているかと思いますが、歯科医院には歯が生えてきたら来院していただくのが理想的です。

難しい場合は、上記の検診時に指摘されたタイミングでもかまいません。

まずは、視診や触診を行い、口腔内の状態を把握させて頂きます。(必要に応じてレントゲン検診も行う場合もあります)

定期的に口腔ケアを受けて頂き、お子様に歯科医院に慣れて頂く事も大切になります。

そして、永久歯の萌出に合わせて、レントゲンにて検診をさせて頂きます。

お子様の顎や歯並びの状態によっては、矯正が必要になるケースもあります。

その際は矯正無料相談も行っております。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は子供の定期健診の重要性についてお話させていただきました。

お子様の仕上げ磨きの際にまだ乳歯が残っているのに永久歯が生えてきたり・右は生えているのに左は中々生えてこない、など気になる場合は是非、歯科医院を受診してみてください。

早期発見が将来のお子様の快適な口腔内につながります。

当院では、小児矯正や悪い口腔習癖を治していく事にも力を入れています。

現時点でお子様の歯並びが気になる場合は、矯正無料相談を受けてみて下さいね。

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