人生の1ページ
2012年10月17日
今日は、本当に悲しいことがありました。
開院以来、ずっと通ってくださっていた
患者様がお亡くなりになったと今日娘さんから、ご連絡をいただきました。
先週の週末まで、お元気で通ってくださり、
いつもの様に受付で、温かい表情で談笑し、
チェアサイドでも
アシスタントのスタッフと
楽しそうに、昔話とご一緒にいろんなお話をしてくださっていたので、
その報告を聴いた瞬間
みんなからは、涙があふれ、自分自身も
なんとも言えない
気持ちになりました。
生きているということは
裏をかえせば
死に近づいている
でも、当たり前のように
空気を吸い
食事をとり、
睡眠をとり
お話をする
当たり前がけっして
当たり前でないことを
こうやって、身近な死に直面して
再認識する。
自分自身の祖母や祖父が
亡くなった時も同じ想いでいたのを思い出した。
自分自身、残念であったのは
最期にお痩せになり、義歯が合わず、お痛みを訴えられ、最期になってしまったこと、
最期の最期まで自分のお口で美味しく食事をとってほしかった
これが歯科医師として、自分自身ができる使命だと思う。
これからも、
一瞬一瞬を大切に
毎日を全力で後悔しないで
生きていくこと
そんなに力をいれなくってもと言われたとしても
自分自身できることを最大限していく努力を忘れずに
歯科医療にそして、人と人との関わりを大事にしていきたいと今日、あらためて、心に誓いました。
でも、いつも、ここにくるのが楽しみだったと言って頂けた
一緒に働くスタッフのみんなの温かい優しさに
自分自身誇りに思います。
でも、きっとこれは
なくなった患者様がたくさんの愛情と温かい言葉をかけてくださったことを
人として忘れないようにしたいと思います。
心からご冥福をお祈りします。
本当に最期まで通ってくださり
ありがとうございました。