Q&A 虫歯と砂糖の関係について
2018年4月11日
皆さんは虫歯菌が砂糖をどのように栄養源としているかについてご存知ですか?
お腹の中に砂糖(スクロース)が摂取されると虫歯菌の酵素によりグルコースとフルクト-スへと分解されます。
フルクトース・グルコース共に虫歯菌の餌になりますが、グルコースには餌以外の働きもあります。
虫歯菌はグルコースをつなぎ合わせてグルカンを作ります。グルカンは虫歯菌の保護、そして餌がなくなったときの非常食としても使うことができる虫歯菌にとってはなくてはならないものです。そしてそれだけでなく、グルカンをたくさん集めて粘着性の高い住処を歯面の上に製作していきます。これを歯科用語でバイオフィルムと呼びます。虫歯菌は邪魔の入らないこの空間で酸を産生し、歯面を溶かしやがてこれが虫歯になっていきます。
このように、虫歯と砂糖には密接した関係があります。砂糖を摂取した後にしっかりと歯を磨く、歯科医院でのバイオフィルムなどの除去により虫歯の出来にくいお口を作りましょう!