Q&Aフッ素の効果について
2018年3月29日
歯磨き粉などに含むことのできるフッ素濃度は国内で上限が定められており、これまでは1000ppmFでしたが、2017年3月に1500ppmFへと改定がありました。
フッ素とは自然界に広く分布している自然元素の1つでお茶や海藻、ビールなどにも含まれています。日常から私たちが摂取しており、歯質の強化に効果が高いという事より、虫歯予防として世界中で積極的に使用されています。
フッ素の具体的な効能は大きく分けて3つあります。
1.初期虫歯の修復
虫歯になりかかった歯から溶け出すカルシウムとリン酸を再び歯の表面へと戻りやすくし(再石灰化)、修復を助ける
2.歯質の強化
フッ素を取り込むことにより、エナメル質が強化され、酸に溶けにくくなる
3.虫歯菌の抑制
フッ素の抗菌作用により、虫歯菌の活動を抑制する
フッ素含有歯磨き粉の普及率に合わせて虫歯の減少が認められていることより、従来よりも高濃度フッ素歯磨き粉の普及によりさらに虫歯減少が予想されます。
当院では歯磨き粉に加え、フッ素ジェル、洗口剤の使用もおすすめしてます。ご興味のある方は、ご気軽にご相談ください。