私は顎関節症?顎関節症について知り、顎関節症に影響する習慣を変えていきましょう!後編

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私は顎関節症?顎関節症について知り、顎関節症に影響する習慣を変えていきましょう!後編

2023年11月15日

前回は顎関節症について、どんなものでどんな治療があるのかをお話させて頂きましたが、そもそも何故、顎関節症になりやすい人となりにくい人がいるのでしょうか?
顎関節症が発症するかどうかは、その人の顎関節の強さと、顎関節に悪い習慣(原因)をどれくらいもっているかで変わります。
その人が耐えられる許容量のコップになぞらえた「コップ理論」で説明すると、人はそれぞれ、症状が出るまでには許容量があります。
そこに、顎関節に悪い習慣(原因)という水が注がれます。
限界を超えて水が注がれて水があふれると「顎関節症の発症」となります。
生まれつき顎関節が強い人はコップの容量が大きく、弱い方は容量が小さいです。
大切なのは、顎関節に悪い習慣をいかに減らすかです。

では、今からの質問に該当する事にチェックしていきましょう。

□スマホを見る時間が増えた
□姿勢が悪い 猫背気味である
□オンライン(リモートワーク等)中心の生活である
□よく頬づえをつく
□うつぶせ寝の習慣がある
□バイオリンや楽器演奏をする
□気がつくと、上下の歯がくっついている
□家族から寝ている時に歯ぎしりを指摘されたことがある
□朝起きると、頬から下顎のえらにかけてだるさがある
□歯がすり減ってきた(歯が短くなった)

いかがでしたでしょうか?
何個チェックがつきましたか?

□スマホを見る時間が増えた
□姿勢が悪い 猫背気味である
□オンライン(リモートワーク等)中心の生活である
□よく頬杖をつく
□うつぶせ寝の習慣がある
□バイオリンや楽器演奏をする

特に、上記にチェックがついた方は、下記の内容を意識してみてください!

スマホやパソコンを見る時に、下を向いたりする事で前傾姿勢や猫背になります。
これらは顎関節に悪い姿勢です。
スマホを使用する時は、「スマホは目の高さ」、「反対の手で肘を支える」、「自然に背筋が伸びる」を意識してみてください。
前傾姿勢や猫背は、下あごが前方に出るのを食い止めるために顎が緊張したり、歯の接触癖(TCH)も起きやすくなります。
パソコンも同じで、姿勢や使用時間も長時間ではなく、休憩をはさむなど意識してみてください。
また、頬杖やうつぶせ寝も、顎関節に負担がかかる悪い癖です。
部活動や趣味で、長時間口で楽器をくわえて演奏する方や、顎で楽器を支えるバイオリン演奏される方も、顎関節症になりやすいので注意が必要です。

□気がつくと、上下の歯がくっついている
にチェックがついた方は、下記の内容を意識してみてください!
これは、前編でもお話させていただいた歯の接触癖(THC)ですね。
改善方法は、ご自身がTCHの習慣がある事を認識していただき、上下の歯が当たっている事に気づいたら離すように意識してみてください。

□家族から寝ている時に歯ぎしりを指摘されたことがある
□朝起きると、頬から下顎のえらにかけてだるさがある
□歯がすり減ってきた(歯が短くなった
にチェックが入った方は下記の内容を意識してみてください!
こちらも前編でお話させていただいた夜間の歯ぎしりや噛みしめですね。
睡眠中の歯ぎしり、噛みしめは無意識の為、ご自身でコントロールができません。
歯科医院で夜間のマウスピースを作製して歯や顎への負担を軽減させましょう。
他には、歯ぎしりを減らすコツとしては、良い睡眠をとる事です。
夜中の歯ぎしりや噛みしめは睡眠が浅い時に起こる事が多いです。
心地良い深い眠りで歯ぎしりを減らしましょう!
例えば、「寝る前のアルコールやカフェインを控える」、「散歩などの気分転換や適度な運動などを取り入れて、ストレスマネジメントを心がける」などがあります。

うつぶせ寝や睡眠中の歯ぎしりやTCHなど習慣は、そうそう変えられるものではありません。
上記の中で、自覚があるもので、変えようと思って変えられる要因から変えていきましょう。

歯科医院で行うボトックスをご存じですか?

 

ボトックスと聞くと、小顔効果やしわ取りなど美容目的ですることがよく知られていますが、歯科医院で行うボトックス治療は、弛緩作用や筋肉の動きを抑制する働きがあります。
その動きを利用して、歯ぎしりやくいしばり、顎関節症の症状がある方に、さまざまな症状の緩和・改善が期待されています。

歯ぎしりやくいしばりをボトックス治療で改善させることは、口腔内の状態を健全に保つための一つの手段になりえる治療法といえます。

ご希望の方、話を聞いてみたい方はお気軽にスタッフまでお声かけ下さいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
前編、後編と合わせて顎関節症についてお話をさせて頂きました。
虫歯や歯周病とは、治療法が異なりましたね。
治療というよりかは日常の負担を減らすなど、患者様自身にしていただく事がメインとなります。
よくいわれますが、顎関節症は、患者様自身が治していくものです。
しかし、自己判断で治していくことは危険です。
歯科医師の診断や指導のもとで一緒に治していきましょう。
顎関節症も、虫歯や歯周病治療と同じく、早めに対処するほど、症状の改善も速やかになります。

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