臨時休診を通じて,感じていること.
2020年4月23日
ホームページでも掲載させていただきましたが,
4月7日の政府から発令されました新型コロナウィルスの蔓延における緊急事態宣言を受けまして
4月8日以降はメンテナンス及び緊急性のない治療(概念が非常に難しいですが),抜歯,インプラントなどの手術で発熱を伴う可能性のある処置を延期させていただき,先週の18日まで応急処置及び,20日から5月6日の臨時休診のためのキャンセルの電話やハガキの郵送などスタッフ全員で取り組みました.
メディアでも歯医者さんは危ないのではないか?とい番組と,肺炎予防.重症化予防のためにメンテナンスの意義も伝えられる番組もNHKでも取り上げられるなど,患者さんも働くスタッフも不安と葛藤を感じる日々で,我々歯科医師も非常に判断がむずかしいと感じました.
これだけは言えるのは
臨時休診を決断した先生,
患者さんの要望を応えるべく,応急処置のみの対応を決断した先生,
スタッフの雇用のために,安全性に配慮して通常に近い診療をする先生
どの形がいい,悪いとかはなく,
それぞれの先生が,大きな決断をして,それぞれが悩み結論をつけた英断をされたと自分は考えています.
もともと,B型肝炎,C型肝炎,HIVなどのウィルスなどの感染対策で歯科医院は常々,危険性を回避して診療に望む,職種ではありますが,エアロゾルの滞留の問題点,スタッフの安全管理を踏まえて,歯科医院のあり方を考え,さらなる感染予防対策を準備しながら診療再開に臨む予定です.
ご迷惑をおかけいたしますが,臨時休診に至った経緯ご理解いただけたら,ありがたく存じます.
歯科医院においても,医科と同じく,マスク,手袋,アルコールなどの消毒関連,感染備品は,今まで経験のしたことのない,品不足,購入できたとしても,高騰を踏まえ,大変な時期を迎えますが,
今,自分のできることを準備して,考え,行動そして,その中で出来る限り,心を込めて,毎日を過ごしていきたい.