生きかた上手
2007年2月11日
この本は、聖路加国際病院理事長である日野原重明先生という方が、書かれた本で、自分が好きな本の一つです。
日野原先生は、現在95歳ですが、現在も現役の医師で、全国でご講演されている有名な先生です。
今でも、健康に関する研究をなされており、ご自身の経験もふまえて生活習慣の違いによる影響を研究されています。
この本には、
『日々を生き抜くとは、自分の目標を達成し続けることです』
と述べています。
また
『人生は、要するに一日24時間という時間も使い方いかんなのです』
『時間がないとぼやきながらあたふたするよりも、私たちは人生にいつでも心を込めて、しかも体当たりで臨むべきです。失敗しても、つまずいても転んでも、また起き上がって歩き出せばいいのです。失敗することを恐れて何もしないでいては、時間は、ただむなしく流れるばかりです。何度つまずいても、自分を信じ、自分に希望をもっていられる人は、生きかた上手であり、そういう人は、病んでいても、悲しみのさなかにあっても、その日は輝いています』
と、日野原先生は、述べています。
自分も、よく考えるのは、同じ24時間過ごすなら出来るだけ、心穏やかに過ごしたいと思っています。
イライラしても、クヨクヨしても、ニコニコしても、24時間という時間は過ぎていきます。その中で前向きに、すぎていく術は、人それぞれですが、この本を読んで、目標をかかげ、希望を持って、一日一日を大切に過ごす大切さを述べているのを読んで、再認識することができました。
また、日野原先生は、このようにも述べています。
『いくつになっても、ビジョンは大きく描きたいとものです。:小さな円を描いて満足するより、大きな円をの、その一部分である弧になれ(ブラウニングさんという方の詩の言葉)』
日野原先生は、
自分は大きな円の一つの弧になれば、いつかは後に続いていく人が大きな円をつくることができる。
と述べています。さらに、
今が未来を作るのであり、自分の今の生きかたが大勢の誰かの未来につながっているということを、私たちはもっと強く自覚してもいいのではないでしょうか。不思議なことにその思いに到達できたとき、失敗や危険を恐れる気持ちがすっと引いて、もっと自由に大胆に発想できるようになります。
と述べています。
この文章を読んで、すごく感激しました。
大きな、ビジョンをかかげ、その魅力を人に伝え、その人たちと、さらに大きなビジョンとして、いい所におきな弧をしていく、そしてその弧をさらに、後に続く人たちに、伝えていく。けっして自分よがりにならず、そのビジョンを伝え続けることにすごく感銘を受けました。
自分自身、一生勉強ですが、大きな弧を描けるような、一日一日を過ごしていきたいと思った今日この頃でした。
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