拡大治療の利点
2014年9月20日
当院では、歯科医師、歯科衛生士とも
拡大鏡を用いて、診療にあたっています。
最近デモで今後、導入を検討していますマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を
借りれたので、なかなか肉眼との違いを説明しにくいこともあり、
カメラで記録がとれるタイプだったので、抜去歯牙を用いて、撮影させていただいたのでアップさせていただきます。
下にいけばいくほど、倍率があがっているのがわかります。
1枚目でも拡大されていますが
2枚目、3枚目の状況になれば、まだ中に
削りカスが残っているのがわかります。
2枚目で肉眼の約3.5倍
3枚目で肉眼の約6倍の倍率になります。
4枚目で肉眼の約10倍
5枚目で肉眼の16倍になります。
自分自身は6倍のものを
勤務していただいています尾崎先生、歯科衛生士の方々には3倍の物を使っていただいております。
今後より、精密な診断、特に神経の治療や破折等の診断、より細かい歯周外科(マイクロサージェリー)の提供のため、10倍の拡大鏡、マイクロスコープの設備を入れればと検討しています。
自分も拡大鏡の治療には昔からチャレンジしておりましたが、当初、肉眼から拡大鏡を用いるときに起こる
目の酔いに苦労しましたが、
以前受講したコースの先生から、拡大鏡は上手い先生が使うように思われているけど、
拡大鏡をつけるから、より見れるようにになるから、情報が多くなるから、細かい所に気付くようになり、術式がより細かくなるから、仕上がりが変わるんだよ、慣れるから頑張ってという言葉をいただき、ここ4年前後で日常ほぼつける診療体制に変わりました。
スタッフも自分自身と同じ視点、視野で見れる事で医院としてのレベルをあげたいということもあり、スタッフにも同じ環境でできるようにしております。
スタッフも同じ酔いも経験しながら、新たな視点で見れるようになってきております。自分自身も技術の研鑽向上と共にこれらの拡大治療のレベルをこれからもあげていけるようにトレーニングしていきたいと思います。