仕事観
2021年1月10日
去年、読ませていただいた
元大阪府知事の橋下徹さんの著書
『異端のすすめ』の冒頭に
以下のように述べらています。
以下抜粋
すべての仕事は 『表裏一体性』で考えなくてはいけません。
『自由』と『責任』
『権利』と『義務』
いずれも表裏一体のものです。
誰だって『自由』『権利』はほしいでしょう
でも、その裏には必ず背負うべき『責任』『義務』がある。
以上
この文章に触れた時、本当にそうだなーと納得しました。
時に我々のように資格を得た上で、
その 上で技術を習得しながら、
患者さんに受け入れていただけるような
お悩みに対して、配慮し、自分自身っを受け止めていただける
人間的な形成もしつつ、
1人では何もいい医療はできないわけで、スタッフにも
その想いに共感していただき、
はじめて、チーム医療が実践できるわけだと自分は思っています。
特に歯科医師の場合は
技術習得をしながら治療を実践していく中
卒業当初に
『勉強はしたい
でも、勤務時間内で
全てを習得するのが難しいけど、
そこまでは頑張りたくない
技術は伴わないけど
でも、いい治療はしていきたい』
というのは難しいわけで
表裏一体だなと感じています。
これはもしかしたら、
どの職業でもそうかもしれないが、
働く側と
働いていただく側での考えのズレが大きいのかもしれない。
サービス残業やブラック企業など
特に昔に比べて労務の問題は、社会問題にもなっており、
それに対しては、雇用する側のスタンスは非常に問われていると思います。
自分自身も経営者として、今、スタッフを雇用させていだだく中で
いかにルールを遵守し、働きやすい環境を作ることは大切で
この7年間もできることを多くの専門家の方にアドバイスいただきながら、
医院でできることを進めてきたつもりです。
でも、最近思うのは
『ここには終わりがないなー』と思っていて
自分も学生時代にアルバイトも含めて勤務医をさせていただいた時と
雇用をさせていただいた立場になった今と
やはり、その立場に立ってやっとわかることも多いと思います。
前働かせていただいた医院においても、
経営の部分にもお手伝いさせていただいた中でできることを
やっていたつもりでしたが、
このことをもっと深く理解できていたら
もっとお役に立てていたのかもしれないとも思っています。
その中で生意気に感じてかもしれない意見も常に受け止め、
医院運営をお手伝いさせていただく経験をさせていただけたことが
今も自分のベースになっております。
前職場の理事長先生の偉大さもすごく感じていて、
ありがたく感じることばかりです。
もっとこうすれば、スタッフが喜んで働いていただけるのではないか?
このようにすれば働きやすいのではないか?
その中で実践するには
雇用する人数をさらに確保する必要があったり、
もしかしたらコストが上がり、そのコストをどこかでダウンできるのか
逆に利益を当然確保しないと
企業としては成り立たなくなってしまいます。
また、環境を改善していく中で難しいのは、
いったん良くできた環境を
今回の新型コロナウィルスの蔓延も含めて
医院での状況に変化があっても原則
不利益な変更はできないので、
以下に頑張って維持していくかが大切になる。
雇用される方にとっては
以前から働いている方は
良くなったと喜んで頂けますが、
それ以降に入られる方はそれがベース(普通)として
働いていただくので
環境を良くする中でのは経営者のスタンスにもよると思いますが
終わりがないでも、頑張っているスタッフにいい環境を目指し続けるということが大切かなと思っておいます。
今、SNSをはじめ、個人個人が情報発信をしやすい
時代
そして、わからないことはいい情報も間違っている情報も含めて
検索できる時代で
個人個人がこの表裏一体の考えを理解した上で
伝えるということをしないといけないように感じています。
今、ありがたいことに
医院の成長が患者さん、医院、個人と
この3つの輪が重なりながら
運営することを理解していただけるスタッフと運営できることに
感謝しながら、
全てにおいては表裏一体ということを自覚して、気を引き締めて、
頑張ろうと思います。