サージカルガイドの有用性 その①
2015年4月8日
去年から取り組んでいる
サージカルガイドを用いたインプラント治療についてご紹介させていただきます。
ガイドソリューションとは
インプラント手術の支援システムのことを意味しており、
CTでの解析、模型解析、咬合の解析を踏まえ、
術前の最終的に入る補綴物の形態を予測し、その上で実際に骨がある部分を計測し、
埋入部分を特定し、深度、幅を決定し、その部分にドリリングできるように
装置を作製し、手術を行うことができます。
当院ではBIONAというガイドシステムを導入しております。
サージカルガイドを用いるメリットは
骨幅が狭い部分や、深度がかなりシビアな場合、
骨が柔らかい場合、フリーハンドで行うと柔らかい部分にドリルが持ってかれやすく
なりますが、その若干のズレが前歯部など審美的に不利になる場合もあり、
その補正
抜歯即時での有効性
などかなりメリットが出てきます。
また、安全面で、医療として一番大事なことは治療の標準化があります、
もちろん熟練して技術とその処置の予後を決定する大事な要因になりますが、
今後インプラントをされる先生においては、ガイドソリューションは
はじめに起こり得る、トラブルを未然に防ぐ可能性もあり、
今後はこれが主流になっていく方向になると自分自身も思っています。
当院でも上記のような難しいオペになる予測が高い場合、ガイドソリューションを用いて、
より安全で、最終補綴物を予測して、埋入位置を決め、トップダウントリートメントで
治療をさせていただいております。
詳しいご説明をお聞きされたい方はお気軽にご相談ください。