疾患の原因に目を向ける
2014年8月12日
我々
歯科医院での仕事は
お口の健康を保ち続けることですが、
その中で今、予防歯科が大切であることが言われているのは
今は言うまでもありません。
その中で、自分自身も大切にしているのは
対症療法から原因療法へ
いかに疾患をコントロールするかです。
例えば、
お口の3大疾患である。虫歯であると
虫歯になった=削って詰める→定期検診
という流れだけでなく。
なぜ、虫歯になったのか?
その歯にとって初めてなる虫歯なのか?
一度治療している所の再発なのか?
他に虫歯になっている部分はないか?(全体的な問題か、局所的な問題か?)
清掃性の問題は?(他の所も綺麗な状態であれば、清掃しにくい問題点はないか?)
生活習慣の問題(食生活、食べる時間、糖分の摂取頻度)
唾液の性状(唾液量の問題はないか?さらさら系かべとべと系か?)
歯並びの状況は清掃しやすい状況か?
頬粘膜の緊張が強くて汚れが溜まりやすい状況はないか?
など、もっともっとあげれば多くの事があげられます。
歯並びがわるくて、清掃状況もあまりよくなくても虫歯になりにくい人もいらっしゃいますし、
歯並びがよくても、唾液の問題で虫歯になりやすい人もいますし、
問題はそれぞれでも、カリエスリスクもそれぞれです。
それに応じて、歯の削除し、ウ蝕を除去した後の治療方法、材質なども
メリット、デメリットがでてきます。
自分自身も疾患、治療方法がなんでも同じにならないように、
これらの疾患の原因に目を向け、再度治療になりにくい予知性の高い治療を
目指しております。