唾液の体への働きについて
2019年5月31日
唾液はお口の中だけだけでなく体全体への働きも持っています。
今回は唾液が体の中でどんなことをしているかお話します。
1.感染症予防
唾液の含まれる抗菌物質IgAは細菌やウイルスが体に入ることを予防します。唾液中にIgAが多いと風邪やインフルエンザにもかかりにくくなると言われています。
2.食道の粘膜保護
お口の粘膜を保護するように、唾液中のムチンは食道の粘膜も守ってくれます。唾液が減ると、粘膜が傷つきやすくなり食道炎になってしまうこともあります。
3.胃の粘膜保護
成長因子のEGFは粘膜保護、胃酸の抑制に関与するといわれています。
4.消化の手助け
唾液中のアミラーゼが食べ物の消化を手伝ってくれます。
当院では、唾液が出やすくなるための唾液線マッサージもおこなっております。最近お口が乾燥するとお悩みの方、
ご気軽にご相談ください。
知ってました?唾液の正体
2019年5月24日
ほとんどの人にあるのが当たり前の唾液。
実は、お口の健康にも、全身の健康に欠かせないものなのです。
唾液は血液から作られ、その99%は水なのですが、
残りの1%に様々な成分が含まれています。
唾液は、
1.お口を清潔に保つ(食べかすや細菌を洗い流す)
2.お口の粘膜を守る(唾液のネバネバ成分であるムチンが、潤滑油として粘膜を保護する)
3.お口の中を中性に戻す(飲食後、酸性のpHに傾いたお口を中性のpHに戻す)
4.歯の補修(唾液中に溶け出したリン酸やカルシウムが、歯の再石灰化を促す)
5.細菌感染から守る(唾液の自浄作用とlgA、リゾチーム、ラクトフェリンなどの抗菌作用が虫歯や歯周病菌などの最近の活動を抑制する)
6.食べ物を湿らせて食塊にまとめることで、飲み込みやすくする
7.アミラーゼという消化酵素がでんぷんを分解し、消化を助ける。
8.食べ物の成分が唾液に溶けることで、味が感じやすくなる
と、たくさんの働きがあり、お口の中だけでなく、全身のためにも大活躍してくれているのです。
メンテナンスで白さ長持ち
2019年5月10日
歯の色の後戻りの速さは食事や歯みがきなどによって個人差があります。日ごろから歯みがきを頑張って頂き、定期的にメンテナンスを受けて頂くと白さが長持ちします。歯の健康維持のためにもぜひ受けてくださいね。