BPSデンチャーの実際 ①
2015年3月31日
2月に受講させていただきました
超精密義歯のシステムであるBPSデンチャーの
流れを何回かにわけて
解説していきたいと思います。
当院でBPSデンチャーをセットさせていただいております患者様のお写真を
元に説明させていただきます。(ご好意で、お写真を使わせていただくことを許可を得ております)
術前状態
上下歯牙欠損しており、顎堤がなく
義歯の安定が不安定を主訴に来院されました。

術前義歯
咬合平面の乱れを認め、咬耗を認めている。

術後最終義歯
咬合平面の乱れを修正し、最終義歯の状況
審美的に人工歯の透明感や
歯肉部分の床も改善を認め、咬合平面の乱れも修正されています。
このBPSシステムの治療の流れや
どこにこだわって作製できるか
何回かにわけて説明させていただきます。

磯田さん 講演会
2015年3月31日
去年も講演していただいた
いちき歯科クリニックの
チーフ 磯田さんに
今年も講演をしていただきました。
テーマは患者さんと医院をつなぐ
カウンセリング
そして、副テーマは
限りある時間
磯田さんの考える
時間の捉え方
人それぞれ
いろんな形、いろんな想いで
過ごしているが
絶対に毎日のなかで塞き止めることができないことが
この時間です。
365日
1日は24時間
分換算だと
1日は1440分
秒換算だと
1日は86400秒
毎日
86400秒という
時間が
平等に与えられ、それをせきとめることはできず、
毎日その時間は過ぎていく。
あなたは、その時間をどう過ごしていきますか?
そんな問いかけとともに
毎日接する
患者さんにお悩みに耳を
傾け
歯の悩みを解決していくお手伝いをしていくかのヒントを
たくさんいただきました。
ただ、いい話を聴いたといだけでは意味がありません。
それを少しでもいいので、行動に落とし込み
改善できるようにしてまいります。
磯田さん、お忙しい中ありがとうございました。
貴重な講演のお時間感謝しております。

漆尾さん 卒業
2015年3月30日
3月20日付けで
アシスタントの漆尾さんが退職されました。
1月にご結婚され、寿退社となり、おめでたい
卒業となりました。
去年
他業種からの転職
不安の中からのスタートだったと思いますが、常に笑顔でそして
謙虚な気持ちをもって
無事に研修を終了し、働いていただいていただきました。
彼女との思い出は
常に笑顔
そして相手を想いやる優しさです。
笑顔で居続けることは
強さの証
相手を想い
涙がでるのは
思いやりの強さだと
自分は彼女から教えていただきました。
きっと、これからも
彼女の周りにはその笑顔と思いやりに溢れる家庭が
築けることを確信しています。
卒業は寂しさを感じますが
彼女の門出をお祝いします。
そして、忙しい中、時間をとって
彼女への感謝をメッセージとアルバムにまとめていただいた
スタッフに感謝の気持ちと卒業を気持ち良く送っていただけるスタッフを誇りに思います。
漆尾さん
本当にありがとう。そして、また、会えるのを楽しみにしています。

口腔インプラント学会での発表に向けて
2015年3月17日
先週の土曜日
所属しているインプラントの勉強会
臨床器材研究所で
今年9月にある口腔インプラント学会学術大会で発表を予定しているケースプレゼンテーションの準備と指導を受けに守口まで行ってきました。
遠方のかたは愛媛や静岡など泊まり込みで来阪され、
17時から始まった会議は
終わったのは24時前、あっという間の時間でしたが
最後の方はみんなお疲れモードでしたが指導いただく
指導医の先生はもっと疲れていたと思われます。
熱心なご指導もあり、研究所内での査読はオッケーをいただき、
次の段階へ進みます。
これから、より詳しくまとめ、ポスターにし、口頭での発表へ準備がすすみます。
専門医取得のための第一歩がこのケースプレゼンテーションの合格になるので、気を抜かずしっかり準備をしていきたいと思います。
一緒に受ける先生方、また指導をしていただく先生方、どうぞよろしくお願いします。
CTの有用性
2015年3月3日
CTを自院にて、導入して、1年がたとうとしています。
もともとインプラントをさせていただく方は
本院でした坂井歯科に行っていただいて、撮影しておりましたし、
その前の6、7年前は大阪駅の近くの医科の医院で
医科用のヘリカルのCTを撮っていただいた時期もあります。
CTの有効性について簡単に解説していきたいと思います。
そもそも歯科用のCTは
CCBT(コーンビームCT)と言われ、今まで2次元での画像診断しか、歯科領域の場合、難しかった
診断について、短時間で3次元画像を構築し、
今まではっきりしなかった部分を術前に把握し、診断について大きな寄与をしたと言っても過言ではありません。
今まではっきりしなかった、歯の違和感が
レントゲン以上に大きな病巣を呈していたり、
極端な骨の吸収を起こしていることが事前にわかるケースも多いです。
また、親知らずなどが埋まっている場合、神経に近い場合の診断
インプラントの術前診断
上の奥歯が原因の上顎洞(副鼻腔炎の症状起こります)の診断
抜歯及び、保存の判断
矯正での事前診断
埋伏過剰歯の診断
骨格的な左右の差異
など多くの情報を得ることが可能です。
もちろん、一番大事なのは
患者さんのおっしゃられる来られた経緯のお話になり、
自分は問題が何かないと煙はたたないと考えています。その中で
症状と照らし合わせながら、はっきりしない場合にCTでの精査も含めて
精査をし、これからも診断に力をいれてまいります。
自分が学んでいる先生から言われた言葉からきています。
『その疾患を治す治療法は複数あるが、正しい診断はひとつしかない。』
診断をあやまると、そもそもの治療法が変わってしまい、スタートがずれてしまうことがあり、
もちろん、はっきりしない場合もあり、その場合、専門病院、大学の専門の先生と連携し、
診断を仰ぐこともあり、自分の独りよがりの治療にならないようにしております。
これからも、今までの臨床経験も踏まえながら、毎日が学びの連続ですが、
事前の診断にこれからも、力を入れてまいります。