Q&Aインフルエンザの予防に歯磨きが効果がありますか?
2018年1月18日
インフルエンザ対策として「手洗い」「うがいの徹底」や「マスクの着用」などはよく耳にしますが、最近では「歯磨き・口腔ケア」による予防効果が期待されていることをご存知ですか?
私たちの口腔内はタンパク質の膜によってカバーされることにより、ウイルス・細菌の侵入防いでいます。しかし、口腔内に存在する細菌がプロテアーゼやノイラミニダーゼといった酵素を出し、それらによりタンパク質の膜が破壊され、インフルエンザウイルスなどの付着の手助けをします。そのため、口腔を不潔に保っているとそれらの酵素が増えインフルエンザに感染しやすくなると言われています。お家での口腔ケア、そして歯科医院での口腔ケアにより、ウイルスの侵入を防ぎましょう。
しっかり磨けているのかな?と不安な方、当院ではメンテナンス時に磨き残し部位を染色することにより歯ブラシの行き届いてない部分の汚れを一緒に確認させていただき、ブラッシングの指導をさせて頂きます。ご気軽にご相談ください。
Q&A妊娠すると歯周病になりやすい?
2017年10月29日
妊娠中期から後期(妊娠16週以降)になると、女性ホルモンの増加に伴い、歯ぐきの出血や発赤、腫脹が起きやすくなります。これは妊娠性歯肉炎と呼ばれています。
この歯肉炎は可逆性の炎症であり、出産とともに元に戻ることが多いですが、妊娠中の歯みがきや歯石取りなどのしっかりとしたプラークコントロールで炎症を最小限に抑えることができます。
Q&A フッ素はからだに悪いの?
2017年10月6日
歯科のフッ素利用はからだに悪い、という意見を聞くことがありますが、歯科のフッ素利用は長年の科学的根拠の蓄積によって安全なむし歯予防法として世界中で成果をあげています。
フッ素は土や水に含まれる天然のミネラル成分です。海水や水道水にも入っていますし、食べ物にも身体の中にもあります。
このように身近なフッ素ですが、塩やカルシウムと同様、とりすぎると問題が起きます。
大量摂取すると急性中毒症状をおこしますし、歯が育つ時期に高濃度のものを継続的に摂取すると歯の表面に白斑が生じます。
しかし、低濃度のフッ素を口腔内に長く留めると、むし歯を抑制するという素晴らしい効果を発揮します。この低濃度のフッ素利用が、効果と安全性が認められ現在世界中の歯科で積極的に用いられているむし歯の抑制法なのです。
塩やカルシウムや薬などのように、フッ素も過剰摂取は害になりますが、適正量ならばとても役に立つのです。
フッ素入りの歯みがき剤を毎日使い、定期的にフッ素塗布をしてもらうことで新たなむし歯を防ぐだけでなく、むし歯が始まった歯のエナメル質も守ることができるので、上手に利用して自分自身の歯を大事にしていきましょう。
ハード面とソフト面
2017年1月19日
先週末に
いつも,お世話になっております.
箕面市で開業されている
医療法人スマイル会 よしだ歯科さんの
リニューアル内覧会に家族で行かせていただきました.
新しくなったケアゾーンの
ハード面での心配りはもちろん勉強になりましたが,
一人一人のおもてなしの気持ちを大切にしているスタッフ一人一人の温かさが伝わるソフト面
素晴らしい内覧会でした.人こそ宝
自分自身も医院の成長は,スタッフ一人一人の成長と
感じています.
今,一生懸命日々頑張ってくれているスタッフに感謝しつつ,自分自身もハード面,ソフト面でも
一歩一歩成長できればと思います.
写真は以前,医院に講演にもきていただいた,
元チーフの寿木藍さんと写真です.彼女もさらに,素敵な成長をされていました.
よしだ先生,スタッフの皆さまありがとうございました.

医院見学に行かせていただきました.
2017年1月19日
去年の11月に
10年前より,親しくさせていただいています.
京都市で開業されている
ほりべ歯科クリニックさんへ
見学に行かせていただきました.
院長の堀部先生は,勤務医時代に,これも,別の医院見学に行かせていただいた際に,
同じく見学に来られていたのがきっかけで,その後も,いろんなセミナーでもご一緒させていただき,
それが縁で,仲良くしていただき,予防歯科を実践し,先を行く,尊敬できる大先輩になります.
自分が一人見学させていただいて約10年ぶりに見学させていただきました.
10年前と同じく,真剣な眼差しと一生懸命に取り組む姿勢はそのままかわらず,違ったのは多くの仲間が増えられたこととと
プラスのオーラがさらに溢れている医院になっていました.
10年前から続けている想いが形になっていること,
自分も,もうすぐ3年,まだまだですが,
今,その想いについてきてくれているスタッフとともに10年後,自分も患者さんも,スタッフの方の多くの笑顔に溢れる
医院を作りたい‼︎
いろいろ,医院運営で悩むこともありましたが,自分がもっとしっかり元気に,そして,頑張っているスタッフのみんなを,信じて,自分自身もっとしっかりしなきゃと思えた,見学になりました.
先を行く道だけど,自分は,今,みんなで作ってくれている道を,焦らず,進んでいきたいと思います.堀部先生,スタッフの皆さんありがとうございました.


Q&A ⑫ 大人の歯に生え変わったら注意することは?
2016年12月5日
生えたての永久歯のエナメル質は軟らかく、むし歯になりやすい状態です。
大人になるにつれ、歯は唾液に含まれるカルシウムや歯磨き剤のフッ素によって硬くなっていきますが、それ以前にむし歯にしてしまわないことが重要です。
まずは食生活が乱れていないかをチェックし、次にどの歯に注意が必要かお子さん自身に意識させて、歯ブラシを歯に届かせるように促していきましょう。
年齢別の特に注意したい点を列挙すると、
5~7歳では、乳歯の奥に第一大臼歯が生えます。とくに萌出中は嚙み合わせ面に段差ができ歯ブラシが届きにくいので、奥まで親子で確認し、お子さんが自分でも気を付けて歯磨きができるように練習していきましょう。
8~11歳では、前から3番目~5番目あたりの歯の生えかわりがはじまります。
歯ぐきがでこぼこし歯磨きが難しくしづらい時期です。手先が器用になってきますので、歯磨きすると歯ぐきが痛いようなら、タフトブラシも併用してみましょう。
11歳~13歳では、第二大臼歯が生えてきます。嚙み合わせ面に段差ができ、歯列が奥に延びることもあって、みがき残しができやすい時期です。
生え終わっても数年ほどはエナメル質が軟らかいので油断大敵です。丁寧な歯みがきを心がけましょう。
Q&A⑩ フッ素入りの歯みがき剤を使えば歯磨きが不十分でもむし歯になりませんか?
2016年9月26日
歯みがき剤にフッ素が入り、むし歯罹患率が減ったというデータが日本だけでなく他の多くの国々でも認められているそうです。
ただし、だからといってフッ素入りの歯みがき剤さえ使っていれば歯磨きが適当でもむし歯にならないというわけではありません。
歯みがき剤の効果を十分に発揮させるためにはやはり歯みがきが重要です。
歯に歯垢が付いて表面を覆った状態では歯磨き剤に含まれている成分が歯に届きません。
歯垢に棲むむし歯菌を放置したままにすると、一日ほどで成熟し強固になるので、それまでに歯ブラシでみがいて歯垢を除去する必要があります。
よって少なくとも一日に一度は丁寧に歯磨きをして、歯磨剤の効果を十分に発揮させ、毎日の生活の中でむし歯予防を行っていきましょう。
Q&A⑨ 歯磨きの時に歯磨き剤を使った方がいいのですか?
2016年8月29日
現在、国内で販売されている歯磨き剤のほとんどにフッ素が入っており、むし歯予防に役立っています。
ひと昔前の歯磨き剤では香味や発泡性が強く、みがけていなくても、みがいた気分になり丁寧な歯磨きのじゃまになると言われていました。
しかし、今日の歯磨き剤では歯磨きのじゃまをしないようにと、そういった成分が抑えられ、歯を摩耗させるおそれがあるといわれていた研磨剤も粒子が非常に細かくなって歯にやさしいものが使われているそうです。
よって、歯磨き剤を使うことによって、よりむし歯予防の効果を上げられると言えます。
Q&A⑦ 妊娠中でも歯科治療はうけれるのでしょうか?
2016年6月7日
妊娠中は,原則的には歯科治療を受けて悪い時期というのはありません,ただし,妊娠初期はつわりがひどかったり流産の危険もあるので,一時的な処置で止めておくのが一般的です.また,妊娠後期では仰向けで治療を受けるのが大変です.したがって,妊娠安定期(5〜7ヶ月)が最も歯科治療を受けるには適しています.この時期であれば,虫歯や歯石のクリーニングなど一般的な歯科治療はなんら心配なく受けていただけます.まずはお気軽にご相談ください.
妊娠中に歯科治療を受けるに際して
⚪︎母子手帳を提示しましょう.
⚪︎産婦人科から特に注意を受けていることは歯科医師にかならずお伝えください.
⚪︎つわりなど体調の悪いときは無理せず,短時間で済む処置としてもらいましょう.

○休憩は頻回にとってもらいましょう.
Q&A⑥ むし歯になりかけの歯があるのですがどうしたらいいですか?
2016年5月10日
まず、むし歯になりかけの歯とは、視診ではあきらかなむし歯の穴は確認できないけれど、白濁や白斑、着色がみられ、放置すると削る治療が必要なむし歯に進行すると考えられる状態の歯のことです。
この状態の歯は、フッ素の入った歯磨き剤で丁寧に歯磨きしたり、食事や間食をだらだら取らないようにしたりと気を付けていると進行を止めることができます。
歯は、一度削って詰めてしまうと、その修復治療の耐久性にはおのずと限界があるため、詰め物のやりかえの末に歯を保存することが難しくなり抜歯に至ってしまうといった負の連鎖を起こしやすくなります。
将来そうならないためにも、むし歯になりかかっている段階で生活習慣を見直し、注意深く守っていく必要があります。
私たちも定期健診や定期的なお口の中のクリーニングで、皆さまのお手伝いをさせていただきますので、良い結果を得られるように一緒に頑張っていきましょうね。